暁 〜小説投稿サイト〜
今度こそ、成し遂げてみせる
プロローグ「助けて!」「フフフ」
[3/6]

[1] [9] 最後 最初
返答。

 何故か?”女性”は続けて言う。

 「彼女が無事であり、あなた方とこうして食卓を交わせて嬉しい」

 「何よりも彼女の笑顔が見ることが出来たのは報酬に値する」

 千里は?を赤く染めて、両親は微笑ましく見つめていた。




 〈本作主人公SIDE〉第0.5話「ふふふ」

 最近は何かと物騒だな、と思いながら倉庫の屋根で仰向けとなって月を眺めていた時、男の声が聞こえる。

 先程から「お〜」って聞こえてくる。それも重複してるような声である…いかにもって感じだ。

 ドキリっとして寒気がして来た。

 え、幽霊なのか?だとしたらこの場所は”THE曰くつき”の場所という事になる。…普通に怖い。

 即刻、立ち上がり屋根から降りた私であるが…、

 ドオ〜ンっと反響するような音が何度も聞こえるのは気の所為では無い筈だ。

 …最近の幽霊は怖いな。何だ、最近の幽霊って。

 しかし、女の子の声が聞こえた気が…はっ、もしかして、助けを求めている声では無いか?

 なんたる事だっ。最近の幽霊は……だから何なんだ、最近の幽霊って。

 なんであれ向かわなければっ。私が卑劣な行為をする悪霊を倒し、その子を救う!

 しかし、男であれば立ち去ろう。興味無いし。…いや、やはり立ち去るのは止めておこう。”色々”と怖いからな。

 作戦としては、スーツの内側の胸ホルスターにあるモデルガンで威嚇しながら食塩でお祓いする。

 悪霊を倒した後は彼女へこう言う。

 「怪我は無いか?心配はいらない。悪は滅びた」っとな。

 フフフ、完璧な作戦だ。モデルガンに今日買った食塩袋…。

 モデルガンは弾は無いその代わり、リアルな銃声に薬莢が出る。…ん、悪霊?

 ま、まぁこれで準備は整った。いざ行かん。力強く扉を…蹴る!

 ドコォォォン

 「「「「「っ!?」」」」」

 フフフ、驚くのも無理はなかろう。頑丈である筈の扉が破れたのだから当然だ。

 しかし……私にとって驚くべき事に悪霊がいなかった。

 なんとヤクザが居たのだ。それも危ない匂いがプンプンと。

 「声が、した...助けを求める声が」

 心無しか震えてる気がするのは本当に気の所為では無い筈だ。

 「…(帰っていい? あ、駄目っ)」

 襲い掛かってくるヤクザ。

 「(私に近づくなー!)」

 ステップ1 まずはモデルガンで牽制。

 ステップ2 牽制しながら塩を顔に向けてぶちまける

 ステップ3 男の大事なところは強く蹴る。

 を繰り返す。

 効果あるの?っと疑問に思われるだろう。かくいう私も最初はそうだったが効果抜群であった。

 むむ、最後の一
[1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ