第14話 湖の秘密
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尋ねるとハヤタは首を横に振った。
「残念だが収穫なしだ。ジュエルシードらしき物は見つからなかった」
「そうですか、どうします? もっと捜索範囲を広げてみますか?」
「嫌、止そう」
ダンの提案をハヤタは跳ね除けた。
既に時刻は夕方を指している。
これ以上探しても見つからないのだからここいら近辺にはないのだろう。
ならば探すだけ時間の無駄となる。
それに探査装置も一向に反応がない所を見るに恐らく外れでもあろう。
「此処は一旦戻るとしよう」
「はぁ、今日は結構くたびれたぜぇ」
「私もぉ」
すっかり疲れてグッタリ状態でそう言うなのはと甲児。
二人がグッタリするのも仕方ない。
既に半日近く険しい山道を歩いていたのだ。
熟練した登山者でもキツイ山道だ。
一般人である二人には尚更キツイ事でもあった。
「そうですね、僕の紹介もあるでしょうし、此処は一旦アースラに…ん?」
何処からかアラームらしき音が鳴り響いた。
皆が持ち物を探る。
だが、誰の物からも音はしない。
では、一体何処から。
「あ、私の携帯だ」
それは、なのはが常に身につけている携帯からであった。
しかも、発信者はあのリンディ艦長であったのだ。
「はい、なのはです…」
携帯のボタンを押し、耳に近づける。
一体何が起こったのだろうか?
疑問を胸になのははリンディの言葉を聞いた。
そして、それは恐ろしい事であった。
「えぇっ! それは本当ですか?」
明らかに焦りだしたなのはに皆が動揺する。
一体何があったのか?
「なのは、一体どうしたんだよ?」
「リンディ艦長がすぐに戻るように言ってるんです。今、日本が大変な事になりそうなんです」
つづく
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