暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女まどか??マギカX 希望の閃光
#1 邂逅(ENCOUNTER)
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知した。すぐにその方向へと足を向け、気配の正体を確かめようとする。

魔女の結界――

エックスが向かった先は、異様な空間だった。まるで現実とは異なる異次元のような景色が広がっている。そこには、巨大な歪んだ空間と奇妙な生物――“魔女”が潜んでいた。

「……これは、何なんだ?」

これまでに戦ってきたどの敵とも異なる存在――それが目の前に広がっていた魔女だった。彼女たちはエネルギー反応ではなく、まるで精神を侵食するかのような不気味な力を持っている。エックスはすぐに警戒態勢を取り、その異質な存在に対処しようとする。

だが、その時、もう一つの気配が現れた。

「動かないで」

冷徹な声と共に、黒い衣装を纏った少女――暁美ほむらが現れた。彼女は手に持った盾を構え、魔女を一瞥する。

「あなたは誰? ここに何をしに来たの?」

彼女はエックスを睨みながら問いかける。エックスは彼女の姿を見て、すぐに判断した――彼女もまた、ただの少女ではないと。魔女と同じ異質なエネルギーを感じたからだ。

だが、エックスには彼女を敵とみなす理由がない。慎重に言葉を選びながら答える。

「俺はエックス。ここには、気づいたら飛ばされていたんだ。君は?」

ほむらは答えない。彼女の眼差しには警戒心が強く滲んでいたが、それでもエックスに対して攻撃的な動きを見せることはなかった。

そして次の瞬間、魔女が動き出した。異様な力で空間を歪ませ、彼らに襲い掛かる。

「説明は後よ。今はあいつを倒すのが先……!」

エックスはすぐにその言葉に応じ、バスターを構える。ほむらとエックス――二人の異なる世界の戦士が、未知の敵である魔女と対峙する瞬間が訪れた。

ほむらの視点――

暁美ほむらは、時間遡行の果てにまた同じ光景を目の当たりにしていた。静かな街に潜む異様な気配――魔女の存在。そして、その魔女が動き出す前に、彼女はいつも通りこの空間に足を踏み入れ、準備を整えていた。魔女との戦いは彼女にとってすでに繰り返される運命の一部であり、無感情に近い行動に過ぎなかった。

しかし、その日は少し違っていた。魔女の結界に入った瞬間、ほむらは不意に感じた。結界内に、見知らぬ強大な力の気配があることを――魔女とは異なる、どこか重々しい存在感。それは、これまでに遭遇したことのない種類のものだった。

「……誰かいる?」

ほむらの心はわずかに揺れた。彼女は一瞬身を隠し、静かに観察する。魔女の気配とともに、もう一つのエネルギーが近づいてくる。それは、まるで軍隊の最前線に立つ戦士のような鋭さを持った気配だった。

その存在を目視した瞬間、ほむらの体は自然と警戒態勢に入った。青い装甲に身を包み、明らかに普通の人間ではない姿――レプリロイドである
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