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スーパーヒーロー戦記
第13話 出撃!ゲッターロボ
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てそれを見ている甲児。
其処はまだヤンチャなようだ。
勿論見ていたなのはも同じように目を輝かせていた。
全く凄い科学技術である。
伸縮自在のゲッター合金だからこそ成せる業でもある。

「父さん、ゲッター1の合体訓練完了しました。続いて、ゲッター2の合体訓練に移行します」

達人がそう言うと、ゲッター1は再び三機のマシンに分離した。
続いて、今度はジャガー号、ベアー号、イーグル号の順に一列二次並び、合体した。
細身のボディに右手にドリル、左手にはパワーアームを搭載したゲッター2が完成したのだ。
ゲッター2は右手のドリルを使い地面を豆腐の様に掘り進んでいく。
固い岩盤などもゲッター2に掛かれば問題なく進める。
やがて、地面から飛び出したゲッター2が再び分離する。
今度はベアー号、イーグル号、ジャガー号の順に合体する。
水中戦に特化したゲッター3である。
この形態は他の2体とは違い下半身がキャタピラとなっているのだ。
しかもパワーが段違いに高い。
巨大な岩を軽々と持ち上げて投げ飛ばしてしまった。
その光景を見て研究員達は勿論早乙女博士も満足気であった。

「凄い、これだけのロボットなら早乙女博士の夢の宇宙開発も問題ありませんね!」
「うむ、ワシにとって長年の夢なんじゃ。これが実現すれば、人類は宇宙へと進出出来る。それこそワシの生涯を掛けた夢なんじゃ!」

拳を握り締めて早乙女博士は力説する。
それを見ていた甲児もなのはも圧倒されっぱなしであった。
凄い事を考えていたのだ。
人類が宇宙に進出する。
それは今まで夢物語とばかりに思っていた。
だが、それが今此処に実現し掛けている。
これが実現すればきっともっと多くの可能性が現れる筈だ。
皆の胸に壮大な期待が膨れ上がる。
その時だった。

「は、博士! 巨大な怪獣がゲッターロボに!」
「何じゃと!」

研究員の言葉に驚いた早乙女博士がモニターを見る。
其処にはゲッター3を押し倒して殴り続けている怪獣の姿があった。
機械獣ではない。
勿論ウルトラマンが倒してきた怪獣とも違う。
その外観はまるで恐竜であった。
白亜紀の頃に地上を練り歩いていた巨大な爬虫類の怪物。
その恐竜の体の各所には機械のパーツらしき物が埋め込まれておりその恐竜を更にパワーアップさせている。
その恐竜がゲッターロボを押し倒していたのだ。

「な、何だよアイツは!」
「いかん、達人! すぐに逃げろ!」

甲児は怒りの感情むき出しとなり、早乙女博士が焦った感情でマイクを握り締める。
このままではあのゲッターロボが危ない。

「こうしちゃ居られないぜ! すぐにマジンガーZで追っ払ってやらぁ!」
「あ、私も行きます!」
「え? ちょっと、なのはちゃん!」

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