第13話 出撃!ゲッターロボ
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ー線を研究している早乙女じゃ」
そう言って現れたのはとても研究者とは思えない井出達をした男だった。
無精ひげに水玉模様の派手なネクタイに、膝小僧がギリギリ見える位のズボンに下駄とかなりだらしない格好であった。
それを見た甲児となのはは唖然としていた。
「もう、お父様ったら! ちょっとはちゃんとした格好をして下さいよ。それじゃ良い笑いものだわ!」
「いやぁすまんなぁ。どうしてもこの格好の方が楽でなぁ」
ミチルに怒られながらも豪快に笑い飛ばす早乙女博士。
(ねぇ、甲児さん。弓教授とは大違いですね)
(あ、あぁ…研究者って言うからてっきりお爺ちゃんや先生と同じかと思ってたんだが…世の中って広いんだなぁ)
ヒソヒソと耳打ちしあう甲児となのは。
すると、早乙女博士が二人に目を向ける。
ビクッと肩を震わせる二人。
ばれたか? と思ったがその悩みは稀有であった。
「おぉ、君達かね? 達人が連れてきた客人と言うのは」
「どうも、僕は兜甲児と言います」
「始めまして、高町なのはです」
なのはと甲児は自己紹介した。
「高町? あぁ、あの士郎君の娘かね。確かに桃子さんに良く似てて可愛らしい子じゃないか」
「まぁお父様ったら、ミチルには一言もそんな事言ってくれなかったのに」
「お、おいミチル…」
途端にヘソを曲げだしたミチルに苦笑いを浮かべる早乙女博士。
そして豪快に笑いが飛び交う研究所内。
すると中央のテーブルから発信音が響いた。
早乙女博士が急ぎ其処に向かいマイクを手に取る。
目の前のモニターに映ったのはパイロットスーツを身に纏った達人であった。
「父さん、イーグル号、ジャガー号、ベアー号それぞれ合体準備完了しました」
「よし、直ちにゲッター1、ゲッター2、ゲッター3の三段階変形を開始しなさい」
早乙女博士が命じると達人は頷いた。
「あの早乙女博士。あの三機のマシンは合体するんですか?」
「それだけじゃないよ甲児君。あの三機のマシンは合体する順番を変える事により陸、空、海の三つの場所に応じて作業が出来る三形態に合体変形が出来るんだ」
「すげぇ…」
それが正直な感想であった。
マジンガーの性能ではまだ陸と海位しか行けない。
だが、目の前で飛行している三機のマシンは合体する順序を変えればどんな場所でも適応出来ると言うのだ。
正しくマジンガーZに並ぶスーパーロボットとも呼べた。
そんな中、巨大モニターの映像に映る三機のマシンが縦一列に並び、その後一つに合わさる。
するとその姿は忽ち一体のロボットとなる。
背中にマントを生やし、顔には二本の角を生やした空中戦に特化したゲッター1となったのだ。
「すげぇ! マジでロボットになっちまったぁ!」
目を輝かせ
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