第13話 出撃!ゲッターロボ
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す。
「おっと、もうこんな時間かぁ」
「ん? どうしたんだ達人」
「えぇ、実はこの後父さんが長年研究していた成果の実施テストがあるんでしてそれに行かないといけないんですよ」
「おぉ、とうとうあれが完成したんだな!」
士郎は大喜びで達人の肩を叩いた。
達人の父である早乙女博士は地球に降り注いでいる謎の放射線である【ゲッター線】を発見したのだ。
そのゲッター線は太古の昔に恐竜を絶滅させ、猿達を人類に進化させたと言われているのだ。
そして、その放射線を研究した早乙女博士はゲッター線を動力源としたロボットを作ったのだ。
このロボットが完成した暁にはそれを使って宇宙開発に用いるつもりなのだ。
そして、今日はその試験運用の日なのだ。
「そうか、頑張れよ達人。俺も見に行きたいんだが、実はこの後店の仕込みがあってすぐに帰らないといけないんだ」
「そうですか、また後程お見せしますよ」
「あぁ、楽しみにしてる」
士郎と達人は握手を交わす。
そしてその後になのはを見た。
「なのは、父さんはこの後帰るけど、お前はどうする? そのロボットを見て行くか?」
「うん、私見てみたいから残るね」
「分かった、甲児君、悪いけどなのはの送り迎え頼めるかい?」
「任せて下さい」
甲児は笑顔で引き受けてくれた。
それに安堵した士郎が一人急ぎ足で帰って行った。
「さて、そうと決まったら早速移動だ。甲児君、場所は分かるかい?」
「たはは、俺此処に来るのって初めてですからまだ土地勘がなくて…」
頭を?きながら苦笑いする甲児。
「だったら俺が案内しますよ」
名乗りを上げたのは竜馬だった。
どうやら彼も誘いを受けた口らしい。
「お、そりゃ良いぜ。頼むな」
「あぁ、それじゃバイクを取ってくるよ」
そう言って竜馬は校舎に止めてあるバイクを取りに走っていった。
残った甲児となのはが達人とミチルに質問していた。
「なぁ、そのゲッピー線ってなんだ?」
「甲児さん、ゲッター線ですよぉ」
「そうそう、それそれ」
甲児のボケは毎度の事であった。
そんな甲児に笑いながらも達人が説明する。
「詳しくはまだ分かってないんだ。だけど、あのゲッター線が降り注いだお陰で、恐竜は絶滅して人類が誕生したと言う説があるんだよ」
「へぇ、凄いんだなぁゲッター線って」
心底そう思う甲児だった。
勿論なのはも感心していた。
恐竜の後に人類が誕生したと言うのは知っていたがまさか其処にそんな真相があったとは驚きだった。
***
場所は変わり、此処は浅間山山中に建設された早乙女研究所。
その中に甲児となのは、そして竜馬は招かれていた。
「ようこそ、私がゲッタ
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