第13話 出撃!ゲッターロボ
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ルは真っ直ぐサッカーゴールへと飛んで行き、キーパーを吹き飛ばしてコートをぶち破ってしまったのだ。
その光景に唖然となる一同。
その中、竜馬が達人に近づいて進言した。
「あれが、神隼人です」
「何!? アイツがそうなのか」
驚きながらも達人は隼人を見る。
なのは達も隼人を見た。
だが、その視線を気にせず隼人はその場から立ち去ろうとした。
すると其処へ柔道着を着た生徒達が走ってきた。
浅間学園柔道部である。
そして、その先頭を走っていた一際大柄な少年が隼人の前にやってきた。
「おい隼人! 是非我等柔道部に入部してくれよ! お前が居てくれりゃ我等浅間学園の全国出場も夢じゃねぇんだ!」
「フッ、有象無象が群がって全国だと? ちゃんちゃらおかしいぜ」
「な、何だと!」
隼人のその言葉にその少年は激怒する。
そして、ガツッと隼人の襟首をつかみ挙げる。
「だったら食らって見やがれ! この俺が大雪山で編み出した必殺技! その名も【大雪山おろし】をぉぉ!」
隼人を軽々と持ち上げてそのまま遠心力を利用して振り回し、やがて空高く投げ飛ばしてしまった。
が、その中、隼人は空中で体勢を立て直し遥か上空にあったプールの飛び込み台で着地する。
明らかに人間技ではなかった。
その光景に一同は目から鱗状態だったりする。
「あら? あれは…」
そんな中、達人の妹であるミチルは地面に落ちた十字架を象ったペンダントを見つける。
どうやら隼人が身につけていた物らしい。
それを拾い上げるとミチルは隼人の下へと行く。
「隼人君、これ」
そっと差し出すミチル。
だが、隼人はそれを奪い返すように取り、そのまま何も言わずその場から去ってしまった。
「お礼も言わないなんて…大嫌い!」
隼人の背中に向ってそう言い放つミチル。
その頃、そんな光景を見せられていたなのはと甲児は正しく口をアングリと開けていた。
「し、信じられねぇ。此処は化け物学校か?」
「こ、甲児さん、それは失礼な言い方ですよぉ」
甲児の言い分になのはが異を唱える。
すると先ほどボールを蹴った竜馬が二人に近づいてきた。
「コーチ、この二人ってコーチの知り合いですか?」
「あぁ、彼女は高町なのはって言って、私が学生時代に指導してくれた高町コーチの娘さんだ。そしてその隣に居るのが兜甲児君。高町家とは遠い親戚みたいなものだ」
達人が二人を紹介する。
すると竜馬は眩しい笑顔で二人に手を差し出した。
「流竜馬です。今日はわざわざ遠い所までご苦労様です」
「兜甲児だ。あんた中々やるなぁ」
「高町なのはです。竜馬さんサッカー頑張って下さいね」
3人は互いに挨拶して握手を交わした。
すると、達人は腕時計に目を通
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