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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第二十四章―妄執の崩壊―#4
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「かしこまりました」
私の答えにレド様がそう付け加えると、ディンド卿は私たち二人に向かって頷き───続いて、ラムル、ジグ、レナスも頷いた。
「リゼ───今から、始めるか?」
レド様に訊かれ、私は首を横に振る。
今はまだ正午前だ。これから昼食を摂り、その後に始めても、順当に済めば夕方には終わるが────
「今日は、おじ様と面会の約束をしています。もし───不測の事態が起これば、その約束に間に合わなくなる可能性があります」
「そうだな───そちらを優先すべきだな」
冒険者ギルドと6ヵ所の【
限定転移門
(
リミテッド・ゲート
)
】の側に精霊獣を1頭ずつ忍ばせているので、何かあれば知ることができる。封鎖は明日に回しても、おそらく大丈夫だろう。
レド様が表情を改め───私たちにその神秘的な淡い紫色の眼を向ける。
「それでは────この地下遺跡の件は、明日に決行することにする」
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