暁 〜小説投稿サイト〜
コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第二十四章―妄執の崩壊―#4
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

「かしこまりました」

 私の答えにレド様がそう付け加えると、ディンド卿は私たち二人に向かって頷き───続いて、ラムル、ジグ、レナスも頷いた。


「リゼ───今から、始めるか?」

 レド様に訊かれ、私は首を横に振る。

 今はまだ正午前だ。これから昼食を摂り、その後に始めても、順当に済めば夕方には終わるが────

「今日は、おじ様と面会の約束をしています。もし───不測の事態が起これば、その約束に間に合わなくなる可能性があります」
「そうだな───そちらを優先すべきだな」

 冒険者ギルドと6ヵ所の【限定転移門(リミテッド・ゲート)】の側に精霊獣を1頭ずつ忍ばせているので、何かあれば知ることができる。封鎖は明日に回しても、おそらく大丈夫だろう。

 レド様が表情を改め───私たちにその神秘的な淡い紫色の眼を向ける。

「それでは────この地下遺跡の件は、明日に決行することにする」

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ