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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第二十二章―明かされる因縁―#3
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」
「そうだ」
「駄目です」
意外にも、ノルンにきっぱりと断られ、レド様は眼を見開く。
「何故だ?」
「
配下
(
アンダラー
)
カデアに言われています。
主
(
マスター
)
ルガレドを、
主
(
マスター
)
リゼラの部屋に入れてはいけないと。特に、夜は絶対に駄目だと」
「…………」
「それなら、オレが手伝いますよ」
「自分も手伝います」
レナスとジグが、そう言ってくれるが────
「お前らは、もっと駄目に決まっているだろう」
レド様は二人にじろりと眼を遣って、即座に却下する。
「それでは、ノルン。そういった場合は、カデアに知らせてくれ。…それだったら、いいだろう?」
「解りました。
配下
(
アンダラー
)
カデアに知らせます」
レド様は三度目の溜息を吐いて、緩く抱き締めていた腕に力を入れ、私をまた抱き込む。
「レ、レド様?」
「ああ、早く結婚したい……」
レド様、そんなこと耳元で呟かないでください…。
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