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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第二十章―見極めるべきもの―#5
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いことだってある」
「ええ。ですが────あちらを見てください」
「……塀が歪んでいるな」
「巨体が跨いでいくときに、ぶつかったら────ああなると思いませんか?」
「……作業を急がせよう。悪い、リゼ、手伝ってくれ」
私は、ガレスさんの言葉に頷いて、解体作業を始めた人たちの許へと歩いていった。
「ご苦労様です、私もやります」
「ぇ、は、はい、お願いします」
助っ人として来てくれた冒険者たちに断ると───私はマジックバッグから汎用大型ナイフを取り出した。
そして───荒い造りのログハウスの丸太を括っている、蔦を編んで作られたロープを切ろうとした瞬間だった。
突如、意味を成さない───ただの唸るような叫び声が、何処からか響いた。森の木々だけでなく、目の前にあるログハウスまで震える。
地面が小さく揺れ始め、揺れが段々と大きくなってきたとき────それは、現れた。
近くで作業していた冒険者から、言葉が零れる。
「ま───魔獣…」
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