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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第二十章―見極めるべきもの―#3
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 私が訊くと、皆一様に可愛く頷く。

「わたしたちは姫に魔力をもらってるから」
「長や聖竜様の傍にいなくても、大丈夫!」
「それより、姫の役に立ちたい!」

 そんなことを言われ、私は眼を瞬かせた。

「魔力をもらってるお礼をしたいです」
「ボクも姫のために何かしたいです」

 そういえば、ネロも名前をあげたとき、そんなことを言ってたっけ。

 だけど───精霊獣たちが手助けしてくれるのは、正直なところ、助かるかもしれない。

「それなら…、色々と手伝ってもらおうかな。それと、私の大事な人たち───私の仲間や友達の手助けをしてあげてくれる?」

 私の言葉に、精霊獣たちは物凄く嬉しそうに────その(つぶ)らな眼をキラキラと輝かせて、口々に叫んだ。

「やります!」
「もちろんです!」
「まかせて!」

 もふもふたちの嬉しそうな様子が本当に可愛らしくて────私は自然と微笑んでいた。

「皆────ありがとう」

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