暁 〜小説投稿サイト〜
コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第二十章―見極めるべきもの―#2
[5/5]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
─
「今の私は、“原初エルフの結界”の核です。魂魄の精度も上がり、亜精霊だったときとは、処理速度も使える魔素量も桁違いになりました。
全員のサポートを受け持つことが可能です。【
配下
(
アンダラー
)
】では行使できない既成魔術も、行使できるよう計算し直して編み直すこともできますし────魔力の切り替えや調整などもできます。
それから、支給品の手配もやりますよ!【
一級
(
ファーストグレ
)
支援
(
ードサポート
)
】や【
二級
(
セカンドグレ
)
支援
(
ードサポート
)
】では手に入らない支給品を
主
(
マスター
)
たちの【
特級
(
エクストラグレ
)
支援
(
ードサポート
)
】で受理して、皆さんの【異次元収納庫】に送付することもできます」
「ああ、それは───ラムルが喜ぶかも」
ラムルは、仲間内では自前の魔力量が一番少なくて、【
二級
(
セカンドグレ
)
支援
(
ードサポート
)
】しか受けられなかったので、念願の魔導機構の支給はしてもらえないらしく────今朝、検証しているとき、この世の終わりかというほど嘆いていた。
それに、魔術の編み直しも助かる。
古代魔術帝国の攻性魔術は、一群を殲滅するような強力過ぎるものばかりで、皆が行使できないのもそうだし───レド様と私は行使できるけど使いどころがないのだ。
「ノルン、魔術の編み直しができるということは────新たな魔術式を編み上げることもできるの?」
「ええ、勿論です!私の本体となった“
聖結晶
(
アダマンタイト
)
”で処理すれば、あっという間に編み上げることができますよ!」
新たな魔術を創り出す…。
それは、物凄く楽しそう────じゃなかった、物凄く役に立つ。
ああ───何かワクワクしてきた。
「皆をサポートする件はレド様にお伺いしてからとして────魔術式の編み上げの方は、早速やってみてもいい?」
「はい、お任せください!」
ノルンはその澄んだ瞳をキラキラと煌かせて、勢い込んで頷いた。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ