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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第十六章―真実の断片―#4
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─レド様と私の傍にいてください」

 私の手の甲に額をつけ、レナスが誓いの言葉を口にした。

「この命尽きるまで…、ルガレド様を────リゼラ様を、お傍でお護り致します」

 これは───伝統的な“騎士の誓い”だ。

 文言は少し違うし、彼は騎士ではないけど────レナスの本気が伝わってきて─────胸が熱くなった。

 レナスは、その生涯をレド様だけでなく、私にまで捧げてくれている。そのことを噛みしめ────口を開く。

「ありがとうございます…、レナス」

 自然と、笑みと礼が零れた。

 彼がいつの日か、この決意を、後悔しないように────誇ってくれるように、その忠義に見合う主となることを、私は心に決めた────

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