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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第十六章―真実の断片―#4
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子”であることを取り戻していたようだがな。
我の神子となったことで、其方は、より深く世界に干渉することができるようになった────というわけだ>
何だか───話が壮大になってしまった。
正直、自分がそんな存在になったと────しかも、生まれ変わる前からそうだったと聞かされても、今いちピンと来ないけど…。
あれ?そういえば、レド様も存在を取り戻した───と仰っていたよね?
「あの、白炎様。レド様の場合は、どういうことなのですか?」
<うん?ガルファルリエムの小僧は、自分の子孫の身体に宿ってはいたが、神竜人の血が薄くなり過ぎていて、魂魄に見合っておらず、魂魄の位階も落ちていただろう?それが、其方と契りを交わし、その上、我らのおこぼれで、魂魄の位階が上がることにより神竜人であることを取り戻しただけだ>
自
(
・
)
分
(
・
)
の
(
・
)
子
(
・
)
孫
(
・
)
の身体────?
もしかして───白炎様が、レド様を『ガルファルリエムの子』と呼ぶのは───“ガルファルリエムの血を引く子”という意味ではなく─────
「それは───レド様は…、ガルファルリエムの子供の魂を持っている───ということですか…?」
<そうだが?何だ、其方らは知らなかったのか?>
いや、知りようがありません…。
<我は、会ったことがあるのでな。すぐに判ったぞ。当時は、生意気な子供でな…。────ん?今と変わらん気がするな…>
もしや…、レド様と白炎様が仲が悪いのは、神気は関係なく────昔から相性が悪いだけ?
◇◇◇
「あと一つ、確認させていただいてよろしいですか、白炎様」
<ふむ、何だ?>
「レド様は神竜人に成られたということですが────“神竜人”とは、どういう存在なのですか?」
<我も、詳しくは判らぬ。何せ“神竜人”という存在は、あの小僧が初めてだったのだ。それに、我は、あの小僧と一度しか会っていないのでな。
ただ、神と神子の交わりの末に生まれた存在だ。たとえば、エルフは人間などより魂魄の位階が高い存在だが────それよりも、位階の高さは遥かに上になるはずだ>
「エルフよりも…?────あの、白炎様…、エルフの寿命は500歳から600歳と聞いているのですが、もしかして、レド様はもっと長く生きるということですか…?」
<生きるだろうな。まあ、千年は越えるのではないか?>
「千年以上……」
そんなに─────永く…?
<おそらく…、彼奴も、其方と同じくらいは生きることになるだろうな>
え?その言い方ってことは────まさか────
「わ、私も、千年以上生きるってことですか…!?」
<当たり前だろう。其方は神子の中でも、神に深く繋がり────神に
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