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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第十六章―真実の断片―#1
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ース》】に登録」
了解───【
拠点
(
セーフティベース
)
】に登録します───完了
登録できたので、アイテムボックスに送ってみようと思う。こんな大きなものをしまったことがないから、ちょっと不安もあるが、多分できるはずだ。
テラスから下りて、【
遠隔
(
リモート・
)
管理
(
コントロール
)
】を発動させたとき────
【
拠点
(
セーフティベース
)
】を専用スペースへ移動します…
聞き慣れたアナウンスが、そう告げた。魔術式が展開し、私たちの拠点となったログハウスを魔術式から発せられた光が包む。
光が霧散した後には、ログハウスは消え失せていた。
“専用スペース”?え、そんなものがあるの?アイテムボックスとは別次元に────ってこと?
後で、確かめてみよう。
この後、ジグとレナスの訓練が控えているし────今は拠点登録してしまわなきゃ。
【
最適化
(
オプティマイズ
)
】や内装などは、後でやるつもりだ。
「さてと、これで────登録と収納は終わりです」
私は、ジグとレナスに向き直る。
「訓練に移る前に、少し早いですけど、ここでお昼ご飯を食べてしまいましょうか」
「いいですね」
「森の中では、落ち着いて食べられなさそうですしね」
「それでは───あの家を借りて、あの中で食べましょう」
二人の賛同を得られたので、目についた家の中で食べることにする。
そこは単身者用の小さな家だったが、厨房が壁に造り付けられているだけで、家具も何もないので、特に狭くは感じない。
アイテムボックスから、円いテーブルとイスを3脚、部屋の中央に取り寄せる。
これは、孤児院に設えた拠点で座る場所がなくて不便だったので、用意したものだ。アイテムボックスに入れておけば、何処でも使えるというのは、本当に便利だ。
「今日は、“ホットサンド”です」
ハムとチーズを挟んだものと、“ポテトサラダ”を挟んだものの2種類だ。それから、“チキンナゲット”と三日月型のフライドポテト。スープはあっさりめの野菜スープにした。
「いつもの“ベイクドサンド”とは、どう違うのですか?」
「ベイクドサンドウィッチは、焼いたパンで具を挟んだだけのもので───このホットサンドは、パンに具を挟んだ状態で焼いたものなんです」
前世で一時期ホットサンドに嵌って、朝そればかり出してたら、“お兄ちゃん”に文句を言われたっけ。具材はちゃんと毎回変えてたんだからいいじゃない────と今だに思うけど。
まあ、そんなことはどうでもよくて────ホットサンドを作りたくなって、前世の記憶から、ホットサンド用のフライパンを創り出したのだ。
これなら、ジグとレナスも、護衛しなが
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