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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第十四章―再生と創造―#1
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っている。
国への手続きはとっくに終わっていたのだが、【
最適化
(
オプティマイズ
)
】をすることを考えると────すべての子供たちに出かけてもらう必要があったので、その調整の関係で今日まで延びたのだ。
子供たちには皇都近くの農村で、手伝いを兼ねた農場での職業体験をしてもらうことになっている。
引率するのは院長先生と、年長の子供たち。勿論、年長の子供たちには仕事を休んで来てもらうので、ちゃんと手当てを払うつもりだ。
どうやって孤児院を空けてもらうか、結構悩んだ。
魔物や魔獣が出ることを考えるとピクニックなんて論外だし、ある程度育った子供たちはともかく、いつも孤児院で留守番しているような幼児たちは行く当てなどない。
そこで思い出したのが、名作を元に作られた子供向けアニメのエピソード────孤児たちが収穫期だけ農場で手伝いをさせてもらうという下りだ。
これだ────と思い、知り合いの農家に頼み込んだ。
その農家のご主人は不愛想だけどとても優しい人で────ギドさんのお店に野菜を卸していて、その余剰分を、いつも孤児院に安く卸してくれる。
ギドさんの店に卸した後に孤児院の方へも持ってきてもらっていたが、最近は私が直接、農場へ買いに行っていた。
持ってきてもらうと馬車に乗る分だけになって───あまり量が買えないし、農場に行けば余剰分だけでなく店には卸せないような傷んだものなども、かなり安く譲ってもらえるので、本当に助かっている。
今回の件も、快く引き受けてくれ────感謝しかない。
孤児院へは、ラムルとカデアも一緒に赴き、荷物の片付けなどの手伝いをしてくれることになっている。アーシャとも合流予定だ。
そして───レド様も一緒に行くと申し出てくれた。そうすると、自動的にジグとレナスも一緒に向かうことになる。
今日は初めての総出というわけで────何だかわくわくしてきて、お弁当作りもはりきってしまった。
「それでは行こうか、リゼ」
「はい、レド様」
差し伸べられたレド様の大きな手を、そっと握る。私から手を握ったあのときから、レド様は手を繋ぐのが気に入ったようで、こうして事あるごとに手を繋ぎたがるようになった。
私としては────嬉しいけど、その少しひんやりとした手に包まれてドキドキするやら、周囲の生温かい視線にいたたまれないやらで、ちょっと複雑だ。
【
転移門
(
ゲート
)
】でロウェルダ公爵邸に跳ぶと、そこにはシェリアとカエラさん、アーシャが待っていた。
「おはようございます、殿下、リゼ」
「リゼねえ、ぁ────リゼラ様…、旦那様、おはようございます!」
アーシャは、支給品の侍女服姿だ。
ジグとレナスに
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