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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第十二章―忠臣の帰還―#5
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「アーシャと言ったな。俺は、リゼの主で婚約者のルガレド=セス・オ・レーウェンエルダだ。お前には、リゼを護るだけではなく────リゼの世話をして欲しい。絶対にリゼを裏切らないと信じられる者に任せたいんだ。…やってくれるか?」
レド様の言葉に、アーシャは驚いたように眼を見開いたが、すぐにまた強い決意を瞳に載せた。
「やります!わたしは、絶対にリゼ姉さんを裏切ったりしません…!」
「よく言った。それでは、お前に────アーシャに、リゼの護衛と世話を任せる」
レド様がそう宣言したとき────まるで、私たちの決意を感じ取ったかのように、私たちの足元に魔術式が現れる。
【
配下
(
アンダラー
)
】を認識───発動条件クリア───【
契約魔術
(
コントラクト
)
】を発動します…
【
主君
(
ロード
)
】ルガレド=セス・オ・レーウェンエルダ/リゼラ=アン・ファルリエム───
【
配下
(
アンダラー
)
】アルーシア───契約完了
【
配下
(
アンダラー
)
】の<主従の証>認知不可───転送───装着───アクセスを開始します…
<主従の証>の起動条件クリア───起動に成功しました
限定能力【
念話
(
テレパス
)
】の使用が可能になりました───
限定能力【
把握
(
グラスプ
)
】の使用が可能になりました───
【
特級
(
エクストラグレ
)
支援
(
ードサポート
)
】を始動します───
【
魔力経路
(
マナ・パス
)
】を開通───完了
【
配下
(
アンダラー
)
】の【
魔力炉
(
マナ・リアクター
)
】認知不可───設置します───
転送───設置───完了
【
魔力炉
(
マナ・リアクター
)
】起動───正常───
【
主君
(
ロード
)
】の【
魔力炉
(
マナ・リアクター
)
】に【
連結
(
リンケージ
)
】───成功
【
配下
(
アンダラー
)
】の【
魔術駆動核
(
マギ・エンジン
)
】認知不可───設置します───
転送───設置───完了
【
魔術駆動核
(
マギ・エンジン
)
】起動───正常───
【
主君
(
ロード
)
】の【
魔術駆動核
(
マギ・エンジン
)
】に【
連結
(
リンケージ
)
】───成功
【
配下
(
アンダラー
)
】の【
最適化
(
オプティマイズ
)
】を開始します───【
潜在記憶
(
アニマ・レコード
)
】検索───【
抽出
(
ピックアップ
)
】───【
顕在化
(
セットアップ
)
】…
───【
最適化
(
オプティマイズ
)
】が完了しました
「こ、これは…?」
契約が完了し、魔術式も消えて────何事もなかったかのように元に戻ると、アーシャが困惑を露にして呟く。
「これについては、今、説明するから。…その前に────アーシャ、これからよろしくね」
アーシャはまた満面の笑みを浮かべて、頷いてくれた。
◇◇◇
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