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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第十二章―忠臣の帰還―#2
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──旦那様同様、誠心誠意お仕えする所存です」

 代表してラムルが返し、カデアがそれに追随して(こうべ)を垂れる。

「リゼも、何かあったら、ラムルとカデアを頼って欲しい」
「はい。そうさせていただきます」

 私がそう言うと、レド様は嬉しそうに口元を緩めた。

 大事な人同士が仲良くしてくれると嬉しい────レド様のその気持ちが解る。私もレド様に微笑み返した。そのとき─────

 厨房にいる全員の足元に魔術式が展開し───【案内(ガイダンス)】の声が響く。


配下(アンダラー)】を認識───発動条件クリア───【契約魔術(コントラクト)】を発動します…


 これも何だか久しぶりだな────なんて思いながら、私は【案内(ガイダンス)】の声に耳を傾けた────

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