暁 〜小説投稿サイト〜
コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第十一章―ルガレドの実力―#4
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
なんて、結局、後で自分が困るだけだ。

 ガレスさんとバドさんは、レド様の言葉に目を見開いている。

「はは…、これは────リゼが惚れるわけだ」
「っ!?」

 ガレスさんの呆れたような笑いを含んだ呟きに、私はまた噴き出しそうになった。

 抗議しようとして────止める。ガレスさんが笑いを消して、真面目な表情になったからだ。

「正直────Sランカーに昇り詰めてまで実家を捨てたはずのリゼが、何故、皇子なんかに仕える気になったのか解らなかったが────なるほど、これは…、リゼが助力しようと思うわけだ」

 ガレスさんはそう呟いた後、レド様に向き直って────力強い口調で告げた。

「改めて────冒険者ギルドは、お前さんを歓迎する」

 レド様は一瞬驚いたような表情を浮かべたが、すぐに嬉しそうな表情に取って替わる。

「…ありがとう。よろしく頼む」

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ