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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第十一章―ルガレドの実力―#2
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ガレド様も、創ってもらえばいいじゃないですか」
「いいわけあるか。リゼに頼まずに、その辺の木の枝でも拾って使え」
「それでは、ルガレド様は“お箸”、いらないんですね?」
「いるに決まってるだろう!」
「素直にそう言えばいいのに」
「お前ら…、いい度胸だな。明日の鍛練、覚えてろよ?」
「大人げないですよ、ルガレド様」

 三人の会話に、私は目を瞬いた。

 何か────すごく、親し気だ。

 いつの間に、こんなに打ち解けたんだろう?

 レド様は憮然としているけれど、それでも何処か楽し気で────私は何だか嬉しくなった。

 ちょっと寂しい気もするが、レド様の傍に、こうやって言い合える───気の置けない同性がいるのは喜ばしいことだ。

 ジグとレナスなら、信頼できるし────きっとレド様を支えてくれる。

 軽口を続ける三人の様子に────自然と口元が緩み、私は微笑んだ。

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