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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第八章―護るべきもの―#3
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るか?」
「…“使い手”になるおつもりですか?」
私はちょっと意外に思い、思わず問いかける。
私の問いに、その澄んだ右眼に強い決意のようなものを
湛
(
たた
)
えて、レド様は頷いた。
「ああ。リゼは【聖剣】を手に入れてしまった。何かあったとき────リゼを護れる手段が欲しい。だから────この剣の使い手となりたい」
─────私のため…?
私は親衛騎士で────レド様を護るためにいる。本来なら、主に護られるなんて言語道断だ。
でも、好きな人にそんな風に真摯に言われてしまったら────胸が熱くなってしまう。
それに────最終手段としてしか使えなくても、【神剣】の使い手となることは、レド様のためにもいいことかもしれない。最悪の事態となっても、レド様の生存率が大幅に上がるはずだ。
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