暁 〜小説投稿サイト〜
コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第七章―拠りどころ―#3
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

「お前たちの名は?」

「ジグと申します」
「レナスと申します」

「ジグ、並びにレナス────このルガレド=セス・オ・レーウェンエルダが、其方らの命を預かる。必ずや、その忠義に報いることを誓おう」

「「有難き幸せ」」

 レド様が高らかに宣言し、ジグ、レナスと名乗った二人がそれに応えたとき─────私たちの足元それぞれに魔術式が展開し、【案内(ガイダンス)】の声が響いた。


配下(アンダラー)】を認識───発動条件クリア───
契約魔術(コントラクト)】を発動します…
主君(ロード)】ルガレド=セス・オ・レーウェンエルダ/リゼラ=アン・ファルリエム───
配下(アンダラー)】ジグ/レナス───契約完了
<主従の証>認知不可───転送───装着───アクセスを開始します…
<主従の証>の起動条件クリア───起動に成功しました
限定能力【念話(テレパス)】の使用が可能になりました───
限定能力【把握(グラスプ)】の使用が可能になりました───
特級(エクストラグレ)支援(ードサポート)】を始動します───
魔力経路(マナ・パス)】を開通───完了
配下(アンダラー)】の【魔力炉(マナ・リアクター)】認知不可───設置します───
転送───設置───完了
魔力炉(マナ・リアクター)】起動───正常───
主君(ロード)】の【魔力炉(マナ・リアクター)】に【連結(リンケージ)】───成功
配下(アンダラー)】の【魔術駆動核(マギ・エンジン)】認知不可───設置します───
転送───設置───完了
魔術駆動核(マギ・エンジン)】起動───正常───
主君(ロード)】の【魔術駆動核(マギ・エンジン)】に【連結(リンケージ)】───成功
配下(アンダラー)】の【最適化(オプティマイズ)】を開始します───
潜在記憶(アニマ・レコード)】検索───【抽出(ピックアップ)】───【顕在化(セットアップ)】…
───【最適化(オプティマイズ)】完了しました


 魔術式が放つ光が収束し、魔術式がすうっと足元から消える。

「今のは、古代魔術帝国の魔術ですか…?」
「…我々も契約を結んだということですか?」
「…そのようだな」

 ジグさん、レナスさんの耳朶に、先程まではなかったピアスが光っていた。

 見れば、レド様の耳朶にも、私が差し上げたピアスの隣に少し小さめのピアスが、まるで二つ連なっているデザインのように、嵌められている。

 私も自分の耳朶を触ってみると、レド様に戴いたピアスの隣に新たなピアスが着いていた。

「…リゼ、これはどういうことか解るか?」
「どうやら主従の契約を結
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ