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コントラクト・ガーディアン─Over the World─
第一部 皇都編
第六章―約束―#4
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私はレド様に、名称部分に指先を触れると、それについての説明が見れることを伝える。私かレド様のどちらかが【
解析
(
アナライズ
)
】をすると、そこに記載されることも。
私が差し上げたピアスの説明を見て、レド様は何か考え込んでいた。
「レド様?」
「これは使えるかもしれないな。【
身体強化
(
フィジカル・ブースト
)
】は魔術式が現れるから、いざという時しか使えないが、この魔力結合と魔力循環による身体強化の重ね掛けだけでも、今よりも効果は上がるのではないか?」
「……確かにそうかもしれませんね。試してみる価値はあると思います」
「後で、試してみよう。何があるか判らないからな。強くなるに越したことはない」
「はい。もし効果があるなら、魔力の消費量なども検証してみましょう。レド様はともかく、私では魔力がすぐ足りなくなるかもしれませんし…。それでも…、効果があって────短時間だけでも使えるなら…、切り札になり得ます」
「ああ、そうだな」
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