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生まれ変わったら、青い肌を持つ異星人になりました【未完】
第2話「前世の記憶」
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 ・・・ん?

 「ひとーつ、オールフォンワン、社長のために働くすべし」
 『ひとーつ、オールフォンワン、社長のために働くすべし』

 ・・・・・・んん?

 「ひとーつ、〜〜〜」
 『ひとーつ、〜〜〜』


 うん、苦い思い出だな(泣)

 休みは週に1日だけ、給料は求人どおりだった(嬉)、では無く以下だ。半分しか貰ってないぞ!その時は泣いたな。だが幸い趣味に向き合う時間はあるのは幸いかな。
 ・・・残業最近増えてるから時間減ってるが・・・
 おっと仕事に行くか。体調の方は優れないが大丈夫だろう、今日も頑張ろう!


 ー会社に到着ー

 仕事開始だ。今日はやけに多いな。だが黙々とやるしかない。誰かが叱られて誰かがクビ宣言されたとしてもやるしかないのだ。

 もう6時間たつのか。疲れがまた出てきたな、エナジードリンクもう一本飲むか。蓋を開ける。
これ飲んだら6?7本目か。にしても今日はやけに身体が重いな、視界が定まらない。

 これは、もしや一気飲みをしないと治らいのでは!?
 そうと決まればさっそく、頂きます。
 



 葬式が終わりまた一人また一人とその場から去っていく。最後に残っていたのは少女、アベレーテ。苦痛に満ち、頭を抑え頭に入る〈何か〉を堪えた。
 それは、ブレーカーのスイッチを切り替えるかのように、前触れもなくいきなりきた。

 ──ぎゅるり、と。物凄い。とにかく、物凄い。
 
 そうとしか表現し様がない感覚と共に、彼の脳裏を埋め尽くしたのは……膨大なんて言葉では到底足り得ない、膨大過ぎる情報の濁流であった。
 
 この少女のことや家族、この世界のこと、沢山のそれらがやってきたのだ。傍からみたら凄く心配に思うだろう、<何か>を堪える彼女を。

 だが当人からすればそれどころではない。パンパンに溜ったダムの水を桶で抜いていくかのような、根気のいる作業であった。
 時間にして数時間、この場に当人からすればそれは一瞬のことであった。

 だから、フッと気が遠くなって、我に返った直後。自分はポツンと立っていた。

 アベレーテは手の甲で涙を拭い思う。

 (え?何この姿?)

 いやそれよりもこれは…異星人?周りを見るが地球でないのは確か。

 異星人って本当にいるんだな〜今や自分もその一人だが...。
 まぁ、初めは気にするだろうが些細なものか。慣れる慣れる。

 せっかくあの会社から開放されたんだ。

 ー異星人になったからってなんだっ。今度はー

(今世こそは幸せな人生をこの手で掴んでみせる!)
(もう、迷わない!!)

 そう思い、夜空に輝く星々を真っ直ぐな目で見て誓う。

 あ、そういえば...

 
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