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生まれ変わったら、青い肌を持つ異星人になりました【未完】
第1話「生まれ変わったら、青い肌を持つ異星人になりました」

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 大マゼラン銀河、サレザー恒星系の第4惑星【大ガミラス帝星】某所
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 雨が降るなか、沢山の人たちが、そこに居た。
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 そこでは戦場で勇敢に戦った一人の男の葬式が執り行われていた。
名をマティウス・デスラー、ガミラス有力貴族デスラー家当主エーリク大公の甥であり、若くして
「統一戦争の英雄」と称された天才戦術家。
 その英才と人物に魅せられるものは後を絶たず、味方や敵対している諸侯でさえ認めるほどの人物。

 エーリクの後継者と目されたが身重の新妻を残し戦死。
共に戦った人物はこの場に出席し、皆にこう言う「彼は勇敢でした」と。
その言葉を聞いた親族たちや関係者は皆悲しんだ。
この場に集う者たちは再び棺にいる勇敢で誇りある若き英雄に対し黙祷をした。

 そんな中、誰よりも熱心に見つめる少女がいた。名はアベレーテ・デスラー、マティウスの妹である。彼女は、文武両道優秀で人望のある兄を慕っていた。
 マティウスも自分のことを慕ってくれている妹のことが好きだった。深く理解し、尽くした。

 そんな兄が、家族や臣民を傷つけまいと守るために戦って戦って、そして天国へと旅たった。だが沢山思い言って、天へ祈っても失ったものはもう帰ってこない。
 少女は声をあげ涙を流し熱を浴びるように見つめていた。

 ー痛ましいー
 ーお労しいやー
 ー無理もないー

 誰もがその姿に胸を痛め、特にエーリクは少女が兄のために誰よりも悲しんでいるのだと知る。
しかし、少女が思っていたのは違う、それは...
(そうだ俺、過労で倒れたんだ)

 重い風邪と死のショックで少女〈男〉は前世の記憶を取り戻していた。

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 そんな誰もが悲痛な気持ちのなか、少女は脳裏にて混乱していた。

 ーえ?死んじゃった??ー

 口に出なくて良かったな。なんてことだ。
 
 まぁ、無理はないと思う、突然のことだもの。
 それよりも、だ。一つ言わせてほしい...

(青い肌に持つ人になるになんて聞いてない!!)

 少女は前世の記憶を思い浮かべながら現実逃避をした。
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