暁 〜小説投稿サイト〜
故郷は大空にあり
第八話 星空

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「誰ですか、あなた」

「その態度はどうなんでしょうね。F/A18、ホーネット」

「ここは基地内です。すげに立ち去ってください」

「この名前を聞いてもそう言えるかしらね。私は大本営直属部隊中隊長、SU75チェックメイト。」

「それがなんですか、立ち退かないなら武力で…」

「いいのかしら?私は中隊長。あなたを大本営の指示で部隊から外すことだってできるのよ」

ダメだ…この人とは話が通じない。
基地から立ち退かないなら、武力を振る舞うのも致し方ない。
でも…提督に負担がかかることに…どうすれば…

「構いません。F/A18臨戦状態を舐めないでくださいね。」

「…そうね、あなたならそう言うと思った。手加減なんて甘ったるいこと抜かさないでね。」

「空中でも地上でもこっちの方が上ですよ。」

ズガガガ!!

「そう来るか!」

「チェックメイトとか言いましたかね…甘い…隙だらけです」

「なっ、早い」

ズダダダダ!!
ダァン!ダァン!

「だ、だかリロードを狙えば!?」

「相手のことを見くびりすぎですよ」

「片手リロードだと!?そ、そんなの回り込めば」

ダァン!!

「ノールック、当てました。」

「そんな…」

「いまあなたを救うか救わないか、私が決められます。チェックメイト、どうします?」

「いいか。お前は将来、誰も、何も救えない。後輩も、先輩も。全て無意味。
あなたの頼りになんかなってなかった先輩のようにね。」

「最後の言葉はそれでいいのか?私は早くお前を始末したい。」

「チェックメイト…だな」

「そうか。やっぱり殺すのは辞めた。」

「へぇっ!?」

「面白い。暫くは生かすからね。」

「F/A18はそれでいいのか!」

「私は基地の安全を保ちたかっだけ。だから、次すぐにでも基地に侵入したら、すぐにでもお前を殺す。」

「そうか」

「ところでSU75、本当に大本営中隊長か?」

「ああ…そうだが」

「…そっか。訓練を忘れるなよ」

「ああ、お互いにな」

「さようなら。」

みんなが、航空機なのに接近戦をする必要は無い。と言っていたが、
やはり必要だったのかもしれない。


うぐぅ…まともに食事を取れてない弊害か…
めまいが…でも、パトロールを続けないと
提督を守れるのは、私だけなんだから
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