7.降谷さんの朋友。
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か月ほど。
常人の範囲内での運動ができるようになりました。元の私からしたらものすごい変化です。
そろそろ伊達さんが柔術や逮捕術を教えて下さるそうです。未知なので楽しみでもあります。頑張ります。
諸伏さんにお時間がある時には訓練場で色々と見ていただいています。静かで、なんというかスマートで、憧れますね。
降谷さんは超次元存在Gorillaなので、朝の運動にご一緒させていただけているにしても距離や回数などなど全てにおいてはるかに置いて行かれることは見ないフリをしています。……頑張り続けたらいつかはああなれたりするのでしょうか……? きっと素体からして違うし私は悲しいことにずっと細っこいままだから、自信は全くないどころかマイナス∞でさえあるけれど。
本業の研究のほうも、独りよがりに過剰防衛を突き進むことをやめ、周りの研究の手伝いなどをさせてもらい『普通』を目指し始めました。
私が目標を改めるには、たくさん周りを見せていただかなければ。
初め皆驚いていましたが、少しずつ同僚たちも打ち解けてきてくれた気がします。改めて今までの私を反省いたします。
そして少しずつ、これは協力者としてやらせてもらってることなのかな、という作業も増え始めた頃。
私が携帯する拳銃として渡されたのは、降谷さんと同じHeckler & Koch P7M8でした。
……ひええ。
色々と筋力も持久力もついてきたとはいえ、かなり扱いが難しいことを学びました。あの時発砲できたの何で??? いや発砲できさえすれば命中するのですけど、弾が出ないことが多々。
最初のあれはビギナーズラックとかだったのかもしれませんね。降谷さんが丁寧に見ていて下さったのもかなり大きいでしょうし。
そうして、少しずつ様々なことを学んでいったのです。
ある程度体力がつくとできる幅が広がって、内容を次第に重くしていけるのがものすごい達成感をくれて、鍛錬が楽しくなってきました。
P7M8での発砲も、失敗しなくなりました。
分解してのお手入れもお手の物です(キリッ)。
そして、ちょっとずつ、ちょっとずつ、後ろ暗い世界に関する仕事も増え始め──。
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