第八十三話 回廊ひのきしんその十七
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「早寝早起きだけれどね」
「早起きは大事ですね」
「そう、早く寝てね」
そのうえで、です。
「早起きしてね」
「働くんですね」
「そうよ、夜は暗いから」
それで、です。
「もう早く寝てね」
「早く起きてですね」
「出来るだけ日様が出ているうちにね」
朝そしてお昼にです。
「いさんでいくのよ」
「それがおみちですね」
「確かに手塚治虫さん達は凄い人達よ」
私でも知ってる位のです、先輩も言われます。
「けれどね」
「三日連続徹夜とかはですね」
「一日でも駄目なのに」
それがというのです。
「三日連続なんてね」
「相当身体に悪いですね」
「若い頃は平気で歳を取って辛くなったって言っておられたのよ」
「若くても駄目ですよね」
「身体に負担かかるからね」
「そうですよね、絶対に」
「だから若くしてなのよ」
六十やその位でというのです。
「そんな三日連続徹夜しょっちゅうとかされていたから」
「身体に負担かかってたんですね」
「そうよ」
「そんなことしたら駄目ですね、奥華ですと」
私の所属する大教会の教会の中にはです。
「凄く寝る人いますよ」
「そんなに?」
「はい、広島の島の方の教会です」
瀬戸内海の島の中のです。
「長男さんも三男さんも」
「よく寝る人達なのね」
「そのせいかお身体大きいです」
特に三男さんです。
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