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彼は いつから私の彼氏?
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番になれると思ってたのかしらね」

「えっ やったー 翔琉」と、私は思わず彼の手を取って跳ねていた。

「うっ あじゃぁー 水澄に負けたのかぁー」

「あじゃぁー じゃぁないわよ 欅原君 君は漢字の書き取り 3ツも間違ったのよ それで −9点 それが無ければ香月さんの上だったのよ ハネル部分をハネテないとか つまんない間違い それに 私も許せないのは 水澄ちゃんの 澄の字 1本足んないのよ! なんなのよー 大切な女の子の漢字くらい・・・」

「えー 水澄って呼ぶだけで 書いたこと無かったからー」

「そ〜いう風に どこかで いい加減なとこ 直しなさい! でも 二人で頑張って勉強したのわかるわー テストの時もお揃いのミサンガしてたわねー」

「あぁー 水澄ったら 強引なんでなー」

「あのー 先生 どうして 私と翔琉は 席が隣りなの多いんですか?」

「あらっ そーだったかしら なんとなくかなぁー 不思議と欅原君の隣りには香月さんになっちゃうのよね 迷惑だったかしら?」

「いえ 別に・・・ なんか訳があるのかなって 聞いてみたかったからー」

「まぁ 自然とね でも 仲良くなってくれて良かったわー」

「あのさー 俺等のことより 先生 自分のこと心配しなよー 誰も居ないんだろう」 

「なっ なんてことを・・・ 余計なお世話よ! そのうち何とかなるわよー 今は君達のことが手一杯で・・・」

「はぁ そのうちねぇー」

「・・・ 欅原君 通信簿 これからつけるのよ わかってる?」

「それって 完全なパワハラじゃぁないですかぁー」 

 冬休みになる前に父兄に直接、通信簿を渡すと言うことがあって、お母さんが学校から帰ってくるなり

「水澄 水澄ちゃぁ〜ん お母さん とっても嬉しいわぁー 期末テスト クラスで1番なんだってぇー いつも1番だった子 追い抜いちゃったんだってね!」

「だからぁー それはー この前 言ったじゃない」

「でもさー 先生から聞いて初めて・・・河道屋先生って 水澄ちゃんのことベタ褒めよー もともと、おとなしくて素直な子だったけど、特に6年生になってからは誰とでも明るく優しく接して、勉強も前向きに頑張っているってー お母さんの育て方いいんでしょうねって お母さんも褒められちゃったー」 

「へっ へぇー お母さんがねー」

「誰に似たのかしらー・・・ お父さんじゃぁないよねー ・・・」

「そんなのー 私はお父さんとお母さんの子供ですよ!」

「・・・そうね・・・お母さんの娘よねー あのね さっき お父さんに電話しといたの 今日は早く帰ってきてーって お寿司ネ 回転寿司だけど」
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