第51話
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つけるものではないことに気づいていたヴァンがグリムキャッツを制止した。するとその時シェリド公太子とナージェの全身を纏っていた黄金の力が消滅し――――――
「…………見事…………です…………っ…………」
「ハハ…………まさか…………”解毒”する…………とはね…………さすがだよ…………」
それぞれ黄金の力が消滅したナージェとシェリド公太子は気を失い
「「昏き力よ、滅せよ!!」」
更にルファディエルとメイヴィスレインが放ち続けている光はゲネシスが放ち続けている光を呑み込んで消滅させた。
「昏き力が…………!」
「まさか”別の力によって、滅する”なんて…………」
「”力天使”二人がかりによるものであった事もそうだけど、”相性”がよかったというのもあるでしょうね。」
「それってどういう事かしら?」
ゲネシスが放ち続けた光が消えるのを目にしたフェリとリゼットは驚き、マルティーナの話を聞いたユエファは不思議そうな表情で訊ねた。
「同じ位階の天使同士による神聖魔術には相乗効果があるわ。――――――加えてあのゲネシスが放ち続けた力は”昏き力”――――――つまり、光にして聖なる魔術である神聖魔術が弱点となるのよ。」
「えー、そんなのってアリ?せっかく盛り上がってきた所で、こんなつまらない形で終わらせるなんてKYな天使達だね〜?」
「映画祭を滅茶苦茶にしようとしているアンタ達にだけはそれを言われる筋合いはないわよっ!!」
ユエファの疑問に答えたマルティーナの説明を聞いたメルキオルが不満げな表情で文句を口にした後不愉快そうな表情を浮かべてルファディエルとメイヴィスレインを見つめて指摘したその時、説明に気を取られている隙にメルキオルの背後に回ったグリムキャッツがメルキオルに奇襲し
「おおっと!?」
奇襲に気づいたメルキオルは間一髪のタイミングで回避した。
「雷電!!」
「っとぉっ!!」
更にリーシャが投擲した雷を宿したクナイには自身の得物の一つである無限に爆弾を増やす事のできる古代遺物による爆弾を投擲して相殺した。
「うおおおおおお…………っ!」
「不味…………っ!?」
そこにロイドが吸引力があるクラフト―――――ゼロ・ブレイカーでメルキオルを自分の元へと引き寄せようとし、ロイドのクラフトによって引き寄せられかけたメルキオルはすぐに攻撃範囲の外へと跳躍してロイドの攻撃を回避したが
「くかかかっ!我輩達のターンはまだまだ続くぜぇっ!――――――暗黒の鎖!!」
「しまっ――――――」
ロイドの攻撃を回避した瞬間に放たれたギレゼルの魔術によってメルキオルの足元から現れた暗黒魔力によってできた鎖が
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