第51話
[5/15]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
させてみせるわっ!」
そしてヴァンとグリムキャッツがそれぞれ決意の表情で戦闘で二人を無力化させることを仲間達に告げたその時
「―――――いえ、これ以上相手の思い通りになる必要はないわ。」
「ええ。それに”ゲネシス”が関わる騒動に関わった天使としても易々と”三度目”を見過ごす等許すわけにはいきません。」
「へ…………」
「メイヴィスレイン…………?」
ルファディエルとメイヴィスレインがそれぞれの武装を構えて宣言し、二人の宣言を聞いたロイドは呆け、アニエスは不思議そうな表情でメイヴィスレインを見つめた。するとルファディエルとメイヴィスレインは互いに視線を交わした後それぞれの得物をジェラールの手にあるゲネシスに向けた。
「「破邪の光よ!!」」
二人が同時に魔術を発動するとジェラールの手にあるゲネシスに向けた二人の得物から同時に聖なる光が放たれてゲネシスに命中した。
「何…………?」
「へ…………」
「二人が放った光がゲネシスに…………」
「!おい、公太子とその護衛を見てみろ…………!」
ゲネシスが光に命中する様子を目にしたジェラールは困惑し、メルキオルは呆けた声を出し、アニエスは呆けた表情で呟き、シェリド公太子とナージェの異変に気付いたアーロンは二人に視線を向けて声を上げた。
「おおお…………ぐう…………うっ…………」
「うあ…………く…………うっ…………!」
「僅かですが徐々にお二方の霊圧が低下し始めています!」
「ええっ!?」
「まさかメイヴィスレインと叡智がやろうとしていることは――――――」
二人が纏っている黄金の力が僅かに弱まり始めていることにいち早く気づいたリゼットは状況を報告し、リゼットの報告を聞いたフェリは驚き、ヴァンは信じられない表情でメイヴィスレインとルファディエルを見つめ
「ラヴィ、イセリア!念の為に予め渡しておいた”解毒弾”を二人に打ち込みなさい!」
「了解!」
「ったく、相変わらず人使いの荒い天使ね〜!」
光を放ち続けているルファディエルに呼びかけられたラヴィとイセリアはそれぞれ答えた後それぞれの得物に特殊な弾丸を込めた後ラヴィはシェリド公太子に、イセリアはナージェにそれぞれ銃撃した。
「ぐあっ!?」
「があっ!?」
「ちょっ、あんた達!?殿下とナージェさんに何を…………!」
「落ち着け!叡智は二人に『解毒弾を殿下達に打ち込め』と言ったことから察するに、二人が殿下達に放った弾は恐らく殿下達を傷つける為のものじゃねぇ…………!」
銃撃に二人が怯むとグリムキャッツはラヴィとイセリアに詰め寄って文句を言おうとしたが、二人が放った弾丸はシェリド公太子とナージェを傷
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ