第八十三話 光の神その十二
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苺ジャムを塗ったそれを食べてだ、羅は笑顔で言った。
「この組み合わせがな」
「自分好きやな」
「ああ、包や饅頭も好きでな」
ポタージュを飲んでいる施に応えて言った。
「食パンも好きで」
「それでやな」
「特にな」
「食パンにジャムを塗って食う」
「これが好きやねん」
「そやな」
「朝飯にこれ食うとな」
苺ジャムを塗った食パンをというのだ。
「それだけでや」
「元気が出るか」
「そうなるわ」
「そこまで好きやねんな」
「ああ、ただな」
羅はこうも話した。
「他のジャムもな」
「好きやな」
「桃もグレープも無花果もな」
そういったもののジャムもというのだ。
「好きやねん」
「そやな」
「一番は苺やけどな」
「ジャムな、わし等には欠かせへんな」
メルヴィルはハムエッグを食べつつ応えた、おかずはそれとサラダそれにコーンポタージュといった組み合わせである。
「パンやからな」
「そやな」
「もうな」
羅にそれこそと話した。
「ジャムかバターがないとな」
「あかんな」
「マーガリンもあるけどな」
パンに塗って食べるものはというのだ。
「ほんまな」
「ないとあかんな」
「どうしてもな」
「そやねんな」
「ああ、軽く食べる時でもな」
朝食をというのだ。
「その時もな」
「パンに何か塗るな」
「それか牛乳やコーヒーに漬けて」
パンをというのだ。
「食べるわ」
「そうするな」
「ああ、そのままはな」
パンをというのだ。
「ちょっとないわ」
「朝は特にやな」
「どうもな」
「そやな、朝はパンでもな」
トウェインも言ってきた、彼は今はサラダを食べている。
「そのままはな」
「ちょっと食べられへんな」
「わいもな」
「自分も何か塗って食べるな」
「漬けたりな」
そうもしたりしてというのだ。
「食べるわ」
「そやな」
「オートミールでもええけどな」
朝食はというのだ。
「そっちも」
「ああ、あのお粥な」
「そっちも出たら食べるけどな」
それでもというのだ。
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