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彼は いつから私の彼氏?
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 中間考査も終わって、実力テストとかでバタバタしていたけど、私は翔琉君を誘って

「ねぇ ハイキング行こうよー ふたりで」

「うー ハイキングなぁ まぁ 行くかーぁ 十蔵と智子も誘おうかー」

「私がネ! ふたりでって言っているのにー ちゃうでー あの二人が嫌なんちゃうでー でも・・・」

「わかった ふたりでな そんなに口をとんがらすなよー キスしたいんか?」

「あほっ!」

 行先は任すと言われていて、電車に乗って行って降りた駅から登山口までが近い二上山に決めていて、もう10月も終わる頃で、多分、紅葉も落ち葉になっているのだろう。たらこに肉みそのおにぎりにウインナーを炒めてお弁当にしていて、私は白の長袖のポロシャツ、ジーンズと紺のキャップで、リユックにはとりあえず薄手のジャンパーを収めていた。駅で待ち合わせた翔琉君もジーンズに紺でBのマークのキャップを被っていた。

 降りた駅前で案内図を確かめている時、翔琉君は私の手を取っていてくれて

「とりあえず、ここの神社を目指せばいいんだな」と、手を繋いだまま歩き始めた。

「あ あー お茶 持ってきてないから あそこで買っておこうよ」と、2本のお茶を買って、翔琉君は自分のリュックに入れてくれて、又 歩き出した時

「手を繋いでいると歩きにくくない?」

「ううん こうやって 翔琉と同じ目的に向かって歩いているんだと思うとうれしい!」

「ふ〜ん そんなもんかねー なんか ずぅーっと こんな感じなんかなーって思ってしまうなー」

「なんやー 嫌 なんかい!」

「さぁ ここから 登山道 山頂めざすかー」

「うん その先に広場があるみたいだから そこで お弁当ネ」

 小一時間程で山頂というところに着き、そこから長い階段で展望台に上って行った。奈良盆地が見渡せるのだけど、私達には山の名前がわからなくって

「なぁ あれっ 若草山ちゃうやろーか?」

「うーん かなー 明るくてポツンと手前にあるからなー」

「結局 てっぺんに立っても 下のこと知らなきゃー何にもわかんないんだねー」

「・・・ 水澄 珍しく 深刻なことゆうやんけー」

「そんなんちゃうけどなっ」

 それから広場に行くと2組の家族連れが居て、中には幼稚園ぐらいの子供も・・・平気で上ってきたのだろうか。1組が丁度片付けて出発するとこだったので、私達は空いたベンチに陣取ったのだ。お弁当を広げて

「うん うまい お母さんとは違う水澄の味がする」

「よかったー 2個ずつのつもりだったけど、翔琉3つたべていいよ」

「いや 2個ずつだよ ウィンナーもらう」

「あのさー 今度はあのふたりに追いついた?」

「いや宮川は無理だ 江州遼子には何
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