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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
序章
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間達にダブルライダーは苦戦した。だが幾多の死闘をくぐり抜けてきた彼等はその力と技で次第にゲルショッカーを消耗させていった。切り札として投入したショッカーライダーも敗れブラック将軍の自らを囮とした最後の作戦も失敗に終わり首領はライダー達の目の前で自爆を宣言して果てた。
 だが首領は生きていた。新たな組織としてデストロンの設立を宣言し世界征服とダブルライダーへの宣戦を布告した。
 ここでデストロンは過ちを犯した。本郷の後輩でもある城南大学の研究員風見志郎に作戦行動を見られたのである。それが為に家族を殺され自らも瀕死の重傷を負った風見はダブルライダーに改造手術を受け仮面ライダーV3として復活したのであった。
 V3,そして一時生死不明となっていたダブルライダーによりデストロンの計画は頓挫してしまった。テコ入れにドクトルG,キバ男爵、ツバサ大僧正と次々に各国や結託部族から大幹部を投入するがことごとくV3の前に敗れ去ってしまった。
 遂にモンゴルからヨロイ元帥を呼び寄せる。残忍で非道な彼ならば必ずやV3を倒すと思われたからであった。
 だがその彼の性質がデストロンの運命を決定付ける事となった。デストロン科学グループにおいて俊英ぶりを遺憾なく発揮し、その能力と人望の高さから大幹部候補の筆頭と目されていた結城丈二が自らの地位が脅かされる事を恐れたヨロイ元帥により冤罪を着せられ抹殺されようとしたのだ。すんでのところで部下達に救出された結城は失った右腕に自らが作り上げたアタッチメントを付けライダーマンとしてヨロイ元帥、そしてデストロンに反旗を翻したのだ。
 当初デストロンに愛憎半ばする感情を抱きV3と反目していたライダーマンだったがその実情を知るにしたがい真の意味での正義に目覚めV3と共に戦うことになる。二人により追い詰められたヨロイ元帥はプルトンロケットにより東京を破壊しようとするがライダーマンの捨て身の行動により失敗、V3との決戦にも敗れ首領に処刑されてしまう。首領もV3に倒されデストロンも壊滅してしまう。これで首領は完全に死んだと思われた。
 当時世界は冷戦の中にあり日本は複雑な立場に置かれていた。その日本を倒すべく大国同士が水面下で手を握り合い結成されたと言われる組織があった。その名はGOVERMENT OF DARKNESS、通称ゴッド。この組織も優れた科学力を誇り、その頂点には総司令と呼ばれる存在がいた。総司令の正体は誰も知らなかったが日本人ではないかと噂されていた。
 ゴッドは優秀な科学者を集めんとしておりその中には人間工学の権威神啓太郎博士もいた。
 彼等は策略を用いて神博士を取り込もうとするが博士はこれを拒否、息子である水産大学の学生敬介と共に暗殺されてしまう。


 ゴッドの怪人と工作員が立ち去った後博士も敬介もまだ息があった。博士
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