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博士の挑戦状
第百八十二話

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                 第百八十二話  都市伝説の噂 
 博士は小田切君に都市伝説の噂について話した。
「真実もある」
「噂の中に」
「うむ、しかしな」
 それでもというのだ。
「それはほんのじゃ」
「一部ですね」
「そうじゃ」
 そうであるというのだ。
「本当にな」
「そうですね」
「そこを理解することじゃ」
 博士は小田切君に話した。
「都市伝説についてはな」
「そして噂についてはですね」
「鵜呑みにしてはいかん」
「絶対にですね」
「災厄や災害があると常に噂が出るがのう」
「都市伝説に限らずですね」
「そうであるがな」
「そこは注意して」
「噂はじっくりと検証してな」 
 そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「真実を確かめることですね」
「さもないと間違える」
 博士は強い声で答えた。
「何でもな」
「噂は迂闊に信じないことですね」
「そういうことじゃ、中には真実もあるが」
「嘘が殆どですね」
「この件についてもな」
 ブリーフ13についてもというのだ。
「同じじゃ」
「変態は編隊でもですね」
「その噂は嘘が殆どじゃ」
 そうであるというのだ。
「あくまでな」
「だから検証しないと駄目ですね」
「何度も言うがな」
「そのお言葉肝に銘じておきます」
「うむ、わしは噂は流さぬ」
 博士はまた強い声で述べた。
「そうした悪事はせん」
「小さな悪事だからですね」
「しかも醜い、意図的でなくてもな」
「噂は流されないですね
「だから言うのじゃ」
「そうなんですね」
「左様じゃ」
 自分が醜い即ち嫌っている悪事であるからだというのだ、博士は小田切君にそのことを言うのであった。


第百八十二話   完


                2024・7・4
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