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海月には近寄るな
第一章

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                海月には近寄るな
 海に行ってだ、高校生の武田梨沙子黒髪をショートにしていて大きなはっきりした目と細く奇麗なカーブを描いた眉に小さな頭と赤い唇を持つ一五六位の背でスタイルのいい彼女は一緒に海に来ている交際相手の隅坂夏生眼鏡をかけていて細面で黒髪を短くしている穏やかな顔を持つ一七二位の背で痩せた彼に言われた。
「今回は泳がなくて」
「岩場の生きもの見るけれどね」
「部活の活動でね」
「そうなのよね」
 梨沙子は同じ生物部員でもある隅坂に応えた。
「今回は」
「海の岩場には色々な生きものがいて」
「その調査をして」
「それをレポートにして部長に提出しよう」
「うちの部活真面目よね」
「うん、海の近くにあるから」
 学校がというのだ。
「それでね」
「活動自体熱心で」
「海にもね」
 今から行く場所にもというのだ。
「よくね」
「行くわね」
「こうしてね、泳ぐのはまた今度だよ」
「わかってるわ」 
 海に行く途中の電車の中でこんな話をしてだった。
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