第七百六十九話 三人で飲むクミズその七
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「本当にね」
「モンゴルでは放牧しないのね」
「そうなの、羊が第一で」
「何と言っても」
「それで山羊ね」
「次に来るのが」
「それでね」
ベッカにさらに話した。
「牛は殆どね」
「放牧にしなくて」
「牧場やってる人がね」
「飼ってるのね」
「そうなの」
モンゴルではというのだ。
「そうなってるのよ」
「そうなのね」
「それで牛乳もね」
「あまり飲まないのね」
「遊牧している人はね」
「昔ながらの」
「そうなの、ただね」
ナンは笑って話した。
「羊のお乳も美味しいわよ」
「そうなのね」
「山羊もね」
「山羊は結構飲むわね」
アロアが言ってきた。
「そっちのミルクは」
「そうよね」
「連合全体でね」
「まさにね、ただね」
「ただ?」
「モンゴルでミルクは馬がね」
この家畜のものがというのだ。
「一番よく飲まれるのよ」
「それでこのクミズもなのね」
「馬乳から作るのよ」
そうだと言ってだった、ナンはそのクミズを笑顔で飲んで杯に自分から入れてまた飲んでからアロアに話した。
「このクミズだってそうだし」
「馬から摂って」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「チーズやバターもね」
「作るのね」
「ヨーグルトモね、醍醐ってあるでしょ」
今度は焼きそばを食べた、もう出来たのだ。
「乳製品のね」
「日本の乳製品ね」
「元は中国にあった」
「蘇とか酪もね」
「日本じゃ牛乳から作ってるでしょ」
「中国でもね」
「ああした食べものも元はね」
焼きそばを食べつつ話す、そのスープはしっかりコップに入れられている。
「馬乳からね」
「作っていたのね」
「それでモンゴルでは今もね」
「馬乳から作るのね」
「そうしてるの」
「そうなのね」
「そしてね」
それでというのだった。
「羊や山羊のお乳からもね」
「作るのね」
「そうなのよ」
こう話した。
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