第一章
[2]次話
地下アイドルの日常
柳原和己は大学に通いつつ都内の某所でアイドル活動、所謂地下アイドルをしている。毎日ステージで歌って踊っている。
顔はアイドルだけあって整いきりっとした眉と彫のある顔立ちに黒くきらきらとした目に奇麗に整った茶髪に一七五位の背で痩せている。それなりに人気があるが。
「真面目にやってるとな」
「ファンの娘といいこととかか」
「そんなの出来る筈ないだろ」
大学で友人の津森覚眼鏡をかけて黒髪をショートにしている細面で小さな目を持ち長身痩躯の彼に言った。
「絶対に」
「それはルール違反だな」
「事務所からちゃんとな」
「言われてるか」
「それで対処方法も教えてもらってるし」
大学の食堂で向かい合って一緒にカレーを食べつつ話した。
「誘われてもな」
「断ってるんだな」
「何があってもな」
それこそというのだ。
「そうする様にしてるよ」
「真面目だな」
「あと毎日歌とダンスの練習して」
柳原はさらに話した。
「トレーニングして身体もな」
「整えてるか」
「やっぱり太ると」
そうなると、というのだ。
「アイドルとしてな」
「よくないか」
「食べてもいいけれどな」
それでもというのだ。
「食べた分はな」
「ちゃんと身体を動かすか」
「それでカロリーが高過ぎるものは」
「節制してるか」
「ああ、そして歌もダンスも体力使うから」
その為にというのだ。
「トレーニングだけじゃなくて栄養バランスもな」
「考えてるか」
「そうだよ、それで絶対にな」
「絶対に?」
「プライベートのことはエックスでもフェイスブックでもな」
インターネットではというのだ。
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