第50話
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に近づいてきた。
「また、テメェらかよ………クレイユの時といい、ベガスフィルムの時といい、相変わらず鼻が利く連中だぜ。」
「ハッ、それはこっちの台詞だっつーの。」
「あら?貴女は…………」
自分達を見つめて呆れた様子で呟いたガルシアにアーロンが鼻を鳴らして指摘し、ヴァン達の中にいるグリムキャッツに気づいたリーシャは目を丸くした。
「”同胞”の気配を感じ取っていたメイヴィスレイン達の話から、あんた達も現在このサルバッドで起こっている”異変”の”元凶”を制圧するためにホテルを攻略していることはわかっていた。俺達も映画祭を守るために”元凶”の制圧を目的としている。どうやら今回も煌都の時のように”敵”は同じのようだから、共闘関係になれると思うんだが?」
「ええ、俺達としても戦力は多いに越したことはありませんから、よろしくお願いします。」
「まあ、貴方達との共闘関係については私も賛成だけど…………そちらの”怪盗”は私達と共闘することについて、文句はないのかしら?」
「あ…………」
共闘を提案したヴァンの提案にロイドが頷いた後ルファディエルはグリムキャッツに視線を向けて問いかけ、ルファディエルの問いかけを聞いたアニエスはロイドとルファディエルは”現役の刑事”であることを思い出して気まずそうな表情を浮かべてグリムキャッツを見つめた。
「フン!本当は”体制”側のあんた達の力になるつもりはないけど、アルマータに奪われた映画祭やニナ達を奪い返す為にも、あたしに手を貸すことを仕方なく認めてあげるわ!」
「初対面、それも明らかに怪しい人間にだけは言われる筋合いはない。」
「ん〜?な〜んか、どっかで見たことがあるわね〜?」
鼻を鳴らして答えたグリムキャッツの答えにその場にいる全員が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ラヴィはジト目で反論し、イセリアは首を傾げながらグリムキャッツを見つめた。
「―――――旧首都で活動している貴女達なら、雑誌や新聞で一度は”彼女”を目にしているでしょうから見覚えがあって当然よ。――――――何せ彼女は”怪盗グリムキャッツ”なのだから。」
「へっ…………ああっ!?」
「旧首都を中心に活動しているっていうカルバードの女怪盗か。ルバーチェがまだ健在だった頃からそいつの噂は俺も耳にしていたが…………クク、女怪盗といい、テメェといい、カルバードの”裏”の有名な女連中は、揃いも揃って痴女ばかりじゃねぇか、銀?」
「痴女言うなっ!」
「あの…………私もそうですが、彼女もそれぞれの”裏稼業”の関係上あくまで動きやすい恰好をしているだけですので。それよりも…………久しぶりね、グリムキャッツ。」
ルファディエルの指摘を聞いたロイドは呆
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