第50話
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ると聞き覚えのある女性の声が聞こえてきた。
「ちょっ…………アンタたち、放しなさいよ〜!?」
「向こうの方からです!」
「この声…………やっぱりか。」
声が聞こえきた場所へと向かうと、なんとグリムキャッツがホテルマン数人がかりで壁に抑えつけられていた。
「むうウン…………!」
「ハアあ…………っ!」
「だ、だからいい加減に――――ってアンタたち…………!?」
「グリムキャッツさん!?」
「…………ワリ、お楽しみだったか?」
「うふふ、私達はお邪魔そうだし、すぐに退散した方がいいかしら?」
「貴方達…………この状況を見て、よくそんな事が言えるわね…………」
(な、なんだかドキドキします。)
自分達の登場にグリムキャッツが驚いている中アニエスも驚きの声を上げ、アーロンは苦笑しながら、ユエファはからかいの表情でグリムキャッツに指摘し、二人のグリムキャッツへの指摘にマルティーナが呆れている中フェリは興味ありげな様子でグリムキャッツ達を見つめた。
「プレイじゃないからっ…………!いいから早く助けなさいっ!」
するとグリムキャッツは声を上げて救援の要請の声を上げた。
「仕方ねえな…………!」
「盗賊の救援等正直本意ではありませんが…………!」
グリムキャッツの要請に対してヴァンとメイヴィスレインはそれぞれ仕方なさげに呟いた後協力してグリムキャッツをホテルマン達から解放した。
「これで貸し一つ――――――いや、おとといの夜も入れて二つか?」
「うるさいわねっ!――――――このまま無力化するわよ!」
そしてグリムキャッツを加えたヴァン達は協力してホテルマン達を無力化した。
「ふう、傷つけないように気絶させるのも難しいわね…………――――――てゆうか、遅いじゃないっ!」
戦闘終了後安堵の溜息を吐いたグリムキャッツはヴァン達を睨んで文句を言った。
「盗賊の分際で助けられていながら何を厚かましい事を…………」
「別にお前さんを助けにきたわけじゃねえんだが…………」
「いや、厳密に言えばコイツも保護対象なんじゃね?」
「あ、確かに…………よくご無事でしたねっ。」
グリムキャッツの文句に対してメイヴィスレインと共に呆れた様子で反論したヴァンにヴァン同様グリムキャッツの正体に気づいているアーロンは苦笑しながら指摘し、アーロンの言葉を聞いたフェリは納得した後笑顔を浮かべてグリムキャッツに声をかけた。
「う、うぐ…………な、なんんことぉ〜?」
(…………考えてみればこのノリ、どこかで…………)
(成程…………もしかして。)
アーロンとフェリの言葉を聞いて唸り声を上げて誤魔化している様子のグリ
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