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英雄伝説〜黎の陽だまりと終焉を超えし英雄達〜
第50話
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ン達を無力化した。



「…………制圧完了っ。やはり”強化”されています!」

「ええ、昨日の観光客の薬物強化より遥かに強力なブーストのようです。」

「面倒だが落としていくしかねぇ。――――――ゲネシスの反応はどうだ?」

フェリとリゼットの報告を聞いたヴァンはアニエスに確認し

「この反応…………多分、最上階の受賞式会場だと思います。ニナさんにジュディスさん、監督や公太子殿下もそちらに…………」

「ハン、ヤベェ護衛に痴女キャットもいるし心配はいらなさそうだが…………」

光を放ち続けているゲネシスを持つアニエスの話を聞いたアーロンは真剣な表情を浮かべた。

「それともう一つ気になる点があるわ。――――――私達”天使”特有の気配も上層の方から感じられるわ。」

「更にその傍に”悪魔”の気配まで感じますね。」

「”天使”っつったら、確かこの都市で活動しているエースキラーの連中の中にもいたよな?」

「ああ、どうやら連中もこのホテルに”元凶”がいる事を突き止めてホテルの攻略を始めているようだな。できれば、最上階に行く前にエースキラーとの合流・共闘をしたい所ではあるが…………」

マルティーナとメイヴィスレインの話を聞いてすぐにルファディエルの事を思い返したアーロンの問いかけに頷いたヴァンは考え込み

「最上階ではなく、上層から感じられるという点が気になるわよね。」

「ええ、恐らく彼らの方も”元凶は最上階”であることは推測できていると思われますし…………」

「それと”悪魔”の気配まで感じるという話も気になりますね。」

「その”悪魔”だが恐らくバニングスが契約している”使い魔”だろう。確かバニングスは”叡智”の他に”悪魔”とも”使い魔”として契約しているという話を聞いたことがある。それと連中が最上階ではなく、上層にいるという話だが………状況を考えれば最上階直通のエレベーターが使えず、階段と可能な限りの上層へ迎えるエレベーターの兼用で最上階を目指しているからだと思われるが…………ダメ元ではあるがまずはこっちの直通のエレベーターも使えるかどうか調べるぞ。」

ユエファとアニエス、フェリの疑問に答えたヴァンは仲間達を促した。その後直通のエレベーターを調べたがロックされて使えず、セキュリティーも最大ですぐには解除できなかった為5Fまで行けるエレベーターを使って5Fまで上がり、攻略を開始した。攻略の最中ホテルマン達に襲われている受賞者達の一部を助けたヴァン達は受賞者達に安全な場所に立てこもるように指示をし、安全な場所に避難するのを見届けた後攻略を再開した。



〜6F〜



非常階段を使って更なる上層へと上がったヴァン達がエレベーターや上層への階段を探し始めようとす
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