第50話
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化すると思うわよ。――――――それこそ、黒の競売会に手を出したかつての特務支援課に対する当時のダドリー達”一課”の内心なんて比べ物にならないくらいに。」
「う”っ。それは…………」
ロイドはグリムキャッツを見逃すことについてルファディエルに確認したが、苦笑しながら答えたルファディエルの推測を聞いてかつての自分達の独断によって一課の刑事達を出し抜いた出来事を思い返して疲れた表情で唸り声を上げて答えを濁した。
「それに…………――――――”怪盗Bの下位互換”みたいな”小物”にまで構っている暇は今の私達にはないわよ。」
「誰があの外道愉快犯の下位互換よっ!?しかもこのあたしを”小物”ですってぇっ!?そんなにあたしの事を馬鹿にするんだったら、いずれあんたを含めたクロスベルの”体制”側の連中の度肝を抜いてやるわよっ!?」
「あはは…………悪いことは言わないから、ルファディエルさんを敵に回したら、後悔することは間違いないから止めた方がいいわよ。」
そして笑顔を浮かべて答えたルファディエルの答えにその場にいる全員が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ルファディエルを睨んで反論したグリムキャッツにリーシャは苦笑した後疲れた表情で忠告した。
「ハッ、話は纏まったようだし、互いの準備が出来次第乗り込むぞ!」
「はい!」
ヴァンの言葉にロイドは力強く答え
「―――――確か貴女が”力天使”メイヴィスレインだったかしら?貴女も既に気づいているでしょうけど、私も貴女と同じ位階の”力天使”よ。少しだけ話があるのだけど、いいかしら?」
「――――――いいでしょう。」
「…………?」
ルファディエルに話しかけられたメイヴィスレインがルファディエルと小声で何かの会話をしている様子に気づいたアニエスは不思議そうな表情を浮かべて首を傾げた。
そして準備を終えたヴァン達とロイド達はエレベーターに乗り込んでカードキーを使って最上階まで向かい、受賞式会場に突入した――――――!
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