第一章
[2]次話
犬の虫歯
ふわりは今ドッグフードを食べている、彼女に合わせたトイプードル用のドッグフードを美味しそうに食べている。
そのふわりを見てだ、彼女の家族である国咲家の息子の洋介はラーメン屋の仕事が終わって帰って夕食を食べつつ父で肉体労働をしている文太に言った。
「犬も虫歯になるよな」
「だから最近はな」
父は一緒に夕食を食べつつ言った、海老フライに菊菜のひたしにみょうがと茸の味噌汁といった献立だ。
「ドッグフードにも歯垢や汚れ取るな」
「そういうのもあるんだな」
「虫歯にならない様にしてな」
そしてというのだ。
「歯周病にもな」
「ならない様にしているんだな」
「人間t同じなんだ」
「虫歯になったら駄目なのはか」
「ああ、そしてな」
それでというのだ。
「若しなったらな」
「駄目だよな」
「虫歯は痛くてな」
そうしてというのだ。
「他にも何かと駄目だろ」
「集中力が落ちて睡眠不足にもなるな」
「ああ、痛みでな」
虫歯のそれでというのだ。
「だからな」
「虫歯はよくないな」
「ならないのが一番だ」
最初からというのだ。
「歯周病だってな」
「やっぱりそうだな」
「だからな」
そうであるからだというのだ。
「うちはふわりに犬が食うもの以外はあげないだろ」
「ドッグフードが基本だよな」
「ご飯だってな」
米のそれもというのだ。
「あげないだろ」
「昔は犬にあげてたな」
「飼ってるな、けれど米は糖分多いだろ」
「ああ、何かな」
洋介はその白いご飯を食べつつ応えた。
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