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星河の覇皇
第八十七部第二章 膠着状態に入りその五十六

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「その身体だってな」
「大きいんですね」
「ああ、そうだろうな」
「大きいには理由があるってことですね」
「やっぱりな、それであいつ等が何を観てもな」
「軍事機密でないなら」
「ああ、気にするな」
 それこそというのだ。
「いいな」
「わかりました」
 こうした話をしてだった。
 兵士は先輩と共にトラックに乗ったが彼等を見てだった、連合中央政府軍の技術士官達はこう話した。
「随分古いですね」
「ええ、旧型ですね」
「連合ではもう博物館にある様なものです」
「かなり古いトラックです」
「古いタイプです」
「数年前に造られた様ですが」
 造られた年は古くないがというのだ。
「しかしです」
「まさかああした古いものを使うとは」
「サハラは技術的に遅れているといいますが」
「軍事技術自体はかなり進んでいても」
 それでもというのだ。
「あのトラックは軍用ではなかったです」
「民間から買ったものと思いますが」
「民間技術は低いですね」
「軍事技術に特化している」
「それがサハラですね」
「ティムールもそうでしたし」 
 オムダーマンと戦っているこの国もというのだ。
「サハラの民間技術は低いですね」
「三百年は遅れていますね」
「左様ですね」
「間違いなく」
「さらに遅れているかも知れないです」
 三百年ではきかないというのだ。
「それがサハラですか」
「サハラの技術は低い」
「エウロパやマウリアもそうですが」
「サハラも然りですね」
「その民間技術はかなり低いです」
「そして生活水準もです」
「かなり低いです」
 まさにというのだ。
「テレビや携帯電話もそうですが」
「そしてコンピューター関連も」
「他の技術もですし」
「そして生活水準も」
 技術面から見たそちらもというのだ。
「かなり低いですね」
「三百年かそれ以上か」
「国民取得も国民生産も低い」
「全く以て」
「それがサハラですね」
「そのサハラが統一されると」
 そうなった場合もだ、彼等は話した。もうそれが確実の状況であるので彼等も近い未来として話している。
「果たしてどうなるか」
「どういった国になるか」
「その中で民間技術や生活がどうなるか」
「そのことも注目出来ますね」
「軍用トラックは技術的にはかなりです」
 そちらはというのだ。
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