第八十二話 神々の黄昏その十一
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「とてもよ」
「石化しませんね」
「そやけどね」
「ダメージは受けますね」
「石化するブレスでね」
それによってというのだ。
「そうなるからよ」
「この度は」
「他の子達と力を合わせて」
仲間達がそれぞれ乗っている聖獣の神具達と、というのだ。
「そうしてね」
「石化するブレスを吐く」
「そうしてね」
「ではです」
ケツアルコアトルは主の言葉を受けて言った。
「虹色の炎を吐きます」
「石化する炎ね」
「マルコシアス様がお使いになられた」
グリモワールの魔神の一柱であるこの神霊が吐くというのだ。
「それを吐きましょう」
「いいわね、あの炎はね」
アレンカールも知っていてこう応えた。
「石化せえへんでもね」
「かなりの威力を持っていますね」
「ええ」
その通りだというのだ。
「ほんまにね」
「そうですね、それでは」
「吐いてくれるわね」
「そうさせて頂きます」
主に述べてだった。
ケツアルコアトルは実際に虹色のブレスを吐いた、他も聖獣や神獣と呼ばれる種類の神具達も石属性のブレスを吐いた。
そうしてオーディンを攻撃してだった。十人も当然神霊を攻撃し。
遂にアスガルドの主を倒した、するとオーディンは笑って言った。
「見事だ」
「そう言ってくれますか」
「いい戦ぶりだった」
こうトウェインに話した。
「だから言う」
「そうですか」
「それでだが」
「はい、先にですね」
「進のだ、もうあと少しだ」
「ほんまにそう言ってええですね」
「ここまで来るとな」
「そうですね」
「それでだ」
オーディンは微笑み話を続けた。
「必ずだ、世界を救うのだ」
「誓います」
「それでさらにな」
「世界を救って」
「その先もな」
そのこともというのだ。
「考えるのだ」
「これからは」
「世界を救って終わりかというとな」
「そこからもですね」
「やはりな」
どうしてもというのだ。
「やるべきことがあるからな」
「そやからですね」
「これからもな」
是非にというのだ。
「先に進むのだ」
「そうします」
「何かです」
メルヴィルはオーディンの話を聞いてこう言った。
「わし等も世界を救ったそれからのことを」
「考えだしているな」
「はい」
そうだというのだ。
「そうなってきています」
「いいことだ、世界を救ってもな」
「それで終わりやない」
「まだだ」
さらにというのだ。
「先があることをな」
「頭に入れておくことですね」
「そうするのだ、いいな」
「そうしていきます」
「その言葉忘れないことだ、ではな」
「これからもですね」
「先に進むのだ」
こう言ってだった。
北欧の主神達は一行を送
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ