第三十一話 襲撃その十七
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「独特でね」
「いいよな」
「海だってね」
「その海を見ながらな」
「飲むのもいいよね」
「店の中からな」
「そうそう」
二人で話しているとドクターマンが言って来た。
「海なら店から好きなだけ見られる」
「ああ、そうか」
「それはいいね」
「店の外でも飲んで食べられる」
そうしたことも可能だというのだ、ドクターマンは今も笑顔ではないがそれでも確かな口調で話していった。
「皆でな」
「それはいいな」
「そうだね」
二人はまさにと応えた。
「それじゃあね」
「是非行こうな」
「そして皆でね」
「今勝ったことを喜ぼうな」
「こうした時はです」
タキガワは笑顔で言った。
「肉でやんすよ」
「あんたいつも肉だろ」
こう突っ込んだのは射田だった。
「もうな」
「そうでやすか?」
「作る料理ってな」
それはというと。
「メインは絶対にな」
「肉だといいやすか」
「実際そうだろ」
まさにとだ、射田はさらに言った。
「特にステーキ多いな」
「アメリカ生まれで育ちもそうでやすと」
「そうなるか?」
「そうなるでさあ」
「それでか」
「やっぱり肉が好きで」
そうであってというのだ。
「それでメインはそうなりやすね」
「自分で言ったな」
射田は遂にという口調で述べた。
「やっぱりそうだよな」
「あっしの場合は」
「そうだよな、けれど肉もあるとな」
そちらの料理もというのだ。
「確かにな」
「いいでやんすね」
「ああ」
実際にというのだった。
「魚も野菜もあって」
「それなら」
「賑やかになるよ」
「何でもバランスよく食べる」
大治が笑顔で言って来た。
「それが大事よ」
「その通りだ」
加藤が頷いた。
「食事はな」
「バランスよくね」
「多くだな」
「そうして食べることがね」
それがというのだ。
「大事よ」
「そうだな」
「これは医者として言うわ」
自分の本職からというのだ。
「食べるものはバランスよく」
「偏食は駄目ね」
「絶対にね」
ミルフィにも話した。
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