第三十一話 襲撃その十三
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「そのうえでだ」
「ここで見守るんですね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「そうしてだ」
「彼等の勝利を待ちましょう」
メイスンの言葉である。
「そうしましょう」
「そうするのだ」
「この場所で」
「そして勝利の後はな」
それはというと。
「彼等を宴に招く」
「勝利を讃えるのですね」
「そうだ、そしてだ」
ファラにも応えた。
「我々を助けてくれたこともな」
「そちらはお礼ですね」
「それをさせてもらおう」
「それでは」
「今はな」
「この場所で見守りますね」
「彼等の戦いをな」
こう言ってだった。
ドクターマンはギアの仲間達と共にその場にいるのだった、そうして戦を見守っていた。その彼等の目の前で。
巨大ロボットと巨大化したダグデド達の戦いは続いていた、ダグデド達は次第に追い詰められていってだった。
一体また一体と倒されてだ、最後に。
ダグデドが総攻撃を浴びて四散した、だが彼等はまだだった。
生きていた、元の大きさに戻り南極の氷に上にはいつくばって言った。
「くっ、まだだよ」
「そう、まだ俺達生きてるからね」
バスコはダグデドに人間の姿に戻って応えた。
「それでだよ」
「まだ戦おう」
「そうしようね」
「それは無理だろ」
彼等の前にキョウシュウレッドが来て言ってきた、他の戦隊の者達もそこにいて構えを取って立っている。
「もうな」
「無理だって?」
「お前等ダメージが大き過ぎるからな」
受けたそれがというのだ。
「だからな」
「もうっていうんだ」
「立ち上がれないだろ」
戦うどころかというのだ。
「逃げることだってな」
「くっ、それは」
「駄目だ、もう身体が動かない」
ウンクが悔しそうに述べた。
「これ以上は」
「そうだよな」
「間もなく命が尽きる」
「くっ、しかしまだだ」
ダグデドも悔しそうに言った。
「俺達はまた蘇る」
「しつこいわね、本当に」
キラメイグリーンはダグデドのその言葉を聞いて述べた。
「まだ戦うつもりなんて」
「当然だ」
一も二もない返事だった。
「俺達は楽しみたいんだ」
「悪いことしてっていうのよね」
「遊んでだよ」
こう返したのだった。
「それでだよ」
「あんた達のは悪意があるからね」
「悪いことをして何が悪い」
戦隊の者達が言うそれをというのだ。
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