暁 〜小説投稿サイト〜
スーパー戦隊超決戦
第三十一話 襲撃その十三

[8]前話 [2]次話
「そのうえでだ」
「ここで見守るんですね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「そうしてだ」
「彼等の勝利を待ちましょう」
 メイスンの言葉である。
「そうしましょう」
「そうするのだ」
「この場所で」
「そして勝利の後はな」
 それはというと。
「彼等を宴に招く」
「勝利を讃えるのですね」
「そうだ、そしてだ」
 ファラにも応えた。
「我々を助けてくれたこともな」
「そちらはお礼ですね」
「それをさせてもらおう」
「それでは」
「今はな」
「この場所で見守りますね」
「彼等の戦いをな」
 こう言ってだった。
 ドクターマンはギアの仲間達と共にその場にいるのだった、そうして戦を見守っていた。その彼等の目の前で。
 巨大ロボットと巨大化したダグデド達の戦いは続いていた、ダグデド達は次第に追い詰められていってだった。
 一体また一体と倒されてだ、最後に。
 ダグデドが総攻撃を浴びて四散した、だが彼等はまだだった。
 生きていた、元の大きさに戻り南極の氷に上にはいつくばって言った。
「くっ、まだだよ」
「そう、まだ俺達生きてるからね」
 バスコはダグデドに人間の姿に戻って応えた。
「それでだよ」
「まだ戦おう」
「そうしようね」
「それは無理だろ」 
 彼等の前にキョウシュウレッドが来て言ってきた、他の戦隊の者達もそこにいて構えを取って立っている。
「もうな」
「無理だって?」
「お前等ダメージが大き過ぎるからな」
 受けたそれがというのだ。
「だからな」
「もうっていうんだ」
「立ち上がれないだろ」
 戦うどころかというのだ。
「逃げることだってな」
「くっ、それは」
「駄目だ、もう身体が動かない」
 ウンクが悔しそうに述べた。
「これ以上は」
「そうだよな」
「間もなく命が尽きる」
「くっ、しかしまだだ」
 ダグデドも悔しそうに言った。
「俺達はまた蘇る」
「しつこいわね、本当に」
 キラメイグリーンはダグデドのその言葉を聞いて述べた。
「まだ戦うつもりなんて」
「当然だ」
 一も二もない返事だった。
「俺達は楽しみたいんだ」
「悪いことしてっていうのよね」
「遊んでだよ」
 こう返したのだった。
「それでだよ」
「あんた達のは悪意があるからね」
「悪いことをして何が悪い」
 戦隊の者達が言うそれをというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ