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君も慌てていた。
「ほっ 翔琉のー ほぉー・・・ でも 翔琉に顔が似ているとこあるのーかな 兄妹みたいだの!」
おばさんに連れられて2階の部屋に案内されて
「今日は 水澄ちゃんは おばさんとここで寝るのよ 夜になると風が通って寒いくらいなるからね」
その部屋で私は水着に着替えて、お母さんがスクール水着じゃぁねーと、上が長袖の赤いラインの入ったスイムスーツを買ってくれたのだ。ウチのお母さんは、いざという時には必ず私の体裁を整えてくれるので、私は申し訳ないと思いながら感謝していた。
おばさんが私の中途半端に長い髪の毛を後ろで留めてくれて、日焼け止めのクリームも顔とかに塗ってくれた。ピンクのラッシュガードを着て出て行くと
「おぉ スイムスーツか なんか 学校の水着のほうが 色っぽく感じるけどなー」
「翔琉君 そーゆうことって 女の子に嫌われる言い方だよー」
「そーかー いちおう 褒めたつもりだけど・・・」
「もっと 女の子のこと 勉強しなさい!」
「あぁ でも 水澄だけがわかってくれてれば いいんだろー」
「・・・」
ビーチまでは歩いて10分位のところで、おばさんも陽傘をさしながら付き添いで来てくれていた。でも、ショートパンツ姿なんだから、一応 海に浸かるつもりしてるのだろうか
お兄ちゃん達は勝手に海に向かって行った。けど・・・
「翔琉 水澄ちゃんの手を引いていってあげてよー 深いとこには 行かないようにネ! 大切な子を預かってるんだから あなたが責任持って 面倒みてあげてよ!」
私がラッシュガードを脱いでトートーバッグにしまい込んでいても、ぐずぐずしている翔琉君だったので、私のほうから手を出して繋いでいった。渋る翔琉君を引っ張って、並んで海に向かった。
なによー 海で一緒に遊ぶために私をさそったんじゃぁないの! 男って いざとなると、だらしないんだからー と 思いもしていたのだ。
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