第49話
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ているフェリの様子を見て苦笑していたアニエスだったが常に携帯している小さなバックの中にあるゲネシスが反応し始めていることに気づくと驚きの表情を浮かべ
「ッ…………!?」
「ッ…………こいつは…………!」
アニエスに続くようにゲネシスの反応に気づいたフェリとヴァンがそれぞれ驚いたその時
「…………おい、何があったんだ…………?」
何らかの異変に気付いた観光客の一人が声を上げた。
「ど、どうしたの、シャヒーナさん?」
「ひょっとして疲れちゃったかい?だったらボクが代わりに――――――」
一方その頃、突如踊りを止めたシャヒーナに困惑した女優や俳優がシャヒーナに声をかけた。
――――――姉の”代わり”、お前は、それで満足できるのか?本当はもっと輝ける筈だろう…………今までの分を恩返しする意味でもな。ならば輝くがいい――――――全てを巻き込む”黄金の太陽”として。
「…………輝く…………お姉よりも…………お姉、ためにも…………もっともっと、輝かなきゃ…………!」
突如虚ろな目になったシャヒーナの頭の中に男の言葉が響くと、シャヒーナは謎の仮面を取り出してつけて踊り始めた。するとシャヒーナを中心に黄金の力が発生し始め
「きゃああっ!?」
「なん、だ…………ぁぁ……………………」
「輝きましょう…………みんなで…………」
黄金の力をその身に受けた一部の女優や俳優たちはそれぞれ黄金の瞳になり、虚ろになり始めた。
「なっ…………」
「あ、貴方たち…………!?」
黄金の力を受けても正気を保てている女優や俳優たちは仲間たちの異変に困惑していた。
「…………アハ、アハハハハハ…………!」
「スクリーンの中に飛び込んだみたいだぜ…………!」
「お、おい、大丈夫かよ――――――」
すると女優達に続くように観客達の一部も黄金の瞳になって興奮し始め、正気を保てている周囲の観光客達は黄金の瞳になった観光客の異変に困惑し、声をかけた。
「うるせえ、邪魔すんな!」
「きゃああああっ!?」
すると黄金の瞳になった観光客が自分に声をかけた観光客を殴り飛ばした。
「なんだ、この騒ぎは…………!?クソ、仕方ない!一刻も早く鎮圧を――――――!?お前ら…………」
その時異変に気付いてその場にかけつけたダスワニ警部は共に駆け付けた警官達やネイト捜査官に指示をしようとしたが、ネイト捜査官を含めた一部の警官達も観光客達のように黄金の瞳になり、更に黄金の力を発していることに驚いた。
「ひゃはは、せっかくのパーティを邪魔するとか冗談キツいですよ…………!」
「警部さんも一緒に楽しみましょ〜…………?」
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