第49話
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に済みそうだ。――――――で、ヴァンの野郎との”仕込み”は十分なのかよ?」
アニエスとマルティーナのように別の場所で警備をしているリゼットは報告した後パレードを見つめ、感想を口にしたアーロンは不敵な笑みを浮かべた後リゼットにある確認をし
「はい、ちょっとした保険程度ですが。」
アーロンの確認に対し、リゼットは静かな表情で頷いて答えた。
「…………父上たちにもいい報告ができそうだな。ナージェ、そろそろ会場前に行こうか。」
「かしこまりました。」
一方モニター越しでパレードの様子を見守っていたシェリド公太子は満足げな笑みを浮かべた後ナージェと共にどこかに向かおうとしたが
「……………………」
一瞬感じた異様な気配――――――メルキオルに気づいて振り向いたが、既にメルキオルの姿は無く特に異変は無かったのでナージェと共に去って行った。
「クク…………お前さんにとってはかつての仲間が手を貸した枝がどんな花を結んだかの”仕上がり”を確認するちょうどいい機会ってか?」
「うふふ、さすがはあのヴァイスの旦はんの”好敵手”だけあって鋭いヒトやねぇ。外法同士の落とし子――――――ウチもまぁ、”親戚”として見守らせてもらおかな。」
同じように別の場所でパレードを見守っているランドロスに指摘されたルクレツィアは苦笑を浮かべた後怪しげな笑みを浮かべた。
「最ッ高!このクソ暑い砂漠に来た甲斐はあったわね〜♪」
「……………………」
更に別の場所でパレードを見ていたイセリアははしゃぎ、ラヴィはパレードに魅せられたのか黙ってパレードを集中して見ていた。
「ハハ、こんなに魅せられたのはリーシャ達アルカンシェルの”金の太陽、銀の月”以来だよ…………!」
「フフ、それは光栄ですね。今回はあくまで警備兼客側としてでしたけど…………次はアルカンシェルの宣伝も兼ねてイリアさんたちと一緒に参加するのもいいかもしれませんね。」
イセリア達と共にパレードの警備をしていたロイドはパレードを見つめながら素直な感想を口にし、ロイドの感想に頷いたリーシャは口元に笑みを浮かべて答え
「フン…………悪くねぇな。」
「ガルシア、あまり細かい事を言いたくはないけど、この後”起こりうるであろう事態”に支障が出ない程度で飲酒しなさいよ。」
席に座って酒を飲みながらパレードを見つめて口元に笑みを浮かべているガルシアに人間の姿になっているルファディエルは静かな表情で指摘し
「ハッ、この程度で酔う程酒に弱くないぜ。――――――むしろ、テメェが想定している”事態”に備えてアゲていく為の酒だぜ?」
指摘されたガルシアは鼻を鳴らして答えた。
「…………まあ、戦闘に支障が出ないのならばこれ以上煩
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